新しい幹部はえ！？まさかの女！？2【wrwrd】

番犬 ページ31

Aside

薬で大分楽になったのでグルッペンの元へ行く

syo「お、A治ったん？」

you「少しは」

gr「おい！A！お菓子ご自由にって書いてあるぞ！！」

you「自由にも程があるだろ」

両手いっぱいにお菓子を持つグルッペン

他の乗客の事も考えてくれ

gr「そ、そうだな…持ってきた分もあるしな…」

ﾊﾟﾝｯ

突然ホールに響く銃声

「お前らしゃがめ！！逆らった奴は撃ち殺す」

おいおい物騒だな

グルッペンの前に座る

シャオロンとアイコンタクトを取る

まずは戦況把握からだな

敵は見た感じでは8人

乗客に紛れているかもしれないので注意が必要だな

このホール以外にもいるだろう

そして乗客は約200人

1人も傷者は出したくない

…どうするか

これはグルッペンが乗っていることを知っての犯行か、それともただ旅客を狙っただけなのか

なかなかに豪華な客船だから金目当てでということも十分に考えられる

gr「…」ｷﾗｷﾗ

あ、ダメだ！

少年のような目をしている！！

シャオロンも呆れ顔をしているが殺る気に溢れている

…仕方ない

gr「やあやあ、野蛮な諸君よ。そんな物騒なもの下ろさないか？」

「おい！！立ってんじゃねぇ！撃つぞ！」

gr「これは失礼…」

そう言って跪いたグルッペン

gr「それで何が目的だ？金か？」

「黙れ！殺すぞ！」

gr「もし金であれば俺が希望の金額を出してやろう。今すぐに」

小切手をひらひらさせるグルッペン

予算から崩すつもりか？

また粛清されるぞ…

「ﾁｯ…5億だ。今すぐ用意できるんだろうな？」

gr「当たり前だ」

さらさらと目が眩むような値段を書いた

怒られるぞ…

男は銃を向けながら近付きそれを奪いグルッペンの顔を蹴った

yousyo「「…」」

男の膝裏を蹴り飛ばし総統閣下の顔から汚い足を遠ざける

蹴らせる訳がないだろう

トップの顔は汚させない

シャオロンはそいつの頭を掴み床に打ち付けた

you「シャオロン。殺すなよ」
syo「A、やりすぎるなよ」

ぶちのめしていく

その様子をニコニコと楽しそうに見ているグルッペン

sn「皆さんこちらに！」

しんぺいさん乗客の誘導をしてくれている

戦い方は粗末なもので引き金を引くことさえできない者もいた

見掛け倒しか

この銃も何丁か偽物だな

あんまり血も出したくないからな

頸動脈を狙って思いっきり打撃を入れる

シャオロンはスコップで大暴れ

個別行動が許される戦いは珍しいので楽しい

船酔いなど等に感じなくなっていた

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