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A「担当さんの名前は、相沢って言うんですけど、中々きつい方ですね」
トントン「へぇ。知り合いにもおるわ、相沢って名字の子」
それはまた偶然があるものだ。でも、私の知っている相沢さんとは年も性別も違った。
トントン「相沢ってそんなよくある名字かね」
A「私は知り合いの中では初めて会いましたね」
トントン「俺も」
追加で頼んだビールを煽り、かぁ、美味しそうな顔をする先輩。私も欲しくなってくる。
どうしようかな、と悩んでいるとやってきたのは大きなピザ。
トントン「ありがとうございます」
先輩が受け取って、ことんと机に置く。
うまそうやなぁという先輩の意見に大きく賛成。
二人で手を合わせて、1ピースを小皿に乗せた。
A「チーズ伸びますね…あつっ」
トントン「火傷せんようにな」
心配するトントン先輩の言葉に何度も頷き、食べ進める。
A「うんま」
トントン「しみる、俺はこの為に仕事をしてきたと言っても過言ではない」
ぎゅっと目を瞑り、幸せそうな笑みを浮かべる先輩に、良かったですねと呟いた。
先輩、こんなに美味しそうに食べるんだな。
表情が柔らかく、幸せそうに食べ進める彼に、更に食欲が湧く私。
せっせともう1ピースを手に取った。
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作者名:岡山 | 作成日時:2016年7月30日 12時