三十一頁目 ページ34
＊宮香＊
Aside
食堂へ通じる扉を開けるが中には誰もおらず、静けさだけが部屋を包んでいる。
調理場へ進み、辺りを見渡しロボロさんを探していると、後方から扉を開ける音が聞こえた。
ロボロ「A、遅れてごめんね」
昨晩から制御室に籠っててさ、と彼は申し訳なさそうに謝る。
『今私も来たところだし、いいよ！』
こちらへ向かう彼を眺めていると、フラフラし怠そうにしている…私はどこか異変を感じ取った。
『ねぇ、大丈夫？』
私はそう言い、彼の額に手のひらをピタッとくっつけた。
やっぱり。彼の額から熱が異常に伝わる。
私をまじまじと見つめた彼の頬はその瞳の桃色に染まっていた。
『ろ、ロボロ』
ロボロ「やっぱ無理だわ」
『……？熱あるから、神のところへ行ってきなよ』
彼がボソッと呟いた一言の意味はよく、分からなかった。
私は医務室へ行くことを勧めるも、彼は拒絶している。
皆は料理出来ないのかな(皆戦争大好きおじさんだもん)
『…料理出来る人、見つけてくるから…行ってきて！』
ロボロ「……本当」
『本当』
しょうがない、そんな素振りで医務室へ足を運ぶ彼の背中を消えるまで見つめていた。
……さて。誰か良い人材を見つけないと。
シャオ「おはよう！Aちゃん」
頭の中で計画を練っているとシャオロンさんに声を掛けられた。
丁度良い所に来てくれた。時間がない、シャオロンさんに手伝ってもらうか。
…それにしても、料理は出来る？
不安に煽られた私は彼に訊ねた。
『料理出来る？』
シャオ「お、おう！勿論や！！任せとき！」
『何が作れる？』
シャオ「そやな…炒飯とか？」
更に不安が押し寄せたが、彼ならきっと大丈夫、そう言い聞かせ作業に移り始めた。
…格好つけて、嘘を吐いていないことを願うばかりだ。
_____
『ちょっと何やってるの！』
シャオ「あれ、思ってたんとちゃう…」
始めてそうそうこんな事態に。
彼は変な物体を生み出し、混乱している。
私はグッと気合いを入れ、彼に向かって怒鳴った。
『こんなの皆に出せない。私が全部やるから、皿を洗っといて！』
シャオ「お、おう」
……これで一安心。
私は目の前の作業に意識を集中させることにした。
_____
忘年会のシャオさんの炒飯やばいですよね
.
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宮香(プロフ) - Apricot02さん» あぷりん！！コメントありがとう！頑張るね！w (2016年11月17日 19時) (携帯から) (
レス) id: 52f2921e66 (このIDを非表示/違反報告)
Apricot02(プロフ) - 面白いです！これからも更新がんばってくださいね(* 'ω')ﾉあと、お気に入り100人おめでとうございます (2016年11月17日 18時) (レス) id: 6a83ea3325 (このIDを非表示/違反報告)
宮香(プロフ) - まっすーさん» コメントありがとうございます！(｀・ω・´)笑って頂けて幸いですwこれからもよろしくお願いします！！ (2016年11月5日 18時) (携帯から) (レス) id: 52f2921e66 (このIDを非表示/違反報告)
まっすー(プロフ) - UFOに乗せてもらえば良かったって大先生…w不意打ち過ぎたw (2016年11月5日 18時) (レス) id: e7189ac219 (このIDを非表示/違反報告)
緑月翡翠(プロフ) - 桜風瑠璃さん» おー、桜風ちゃんありがとう！いつもコメントくれてありがとうw続き、楽しみにしててくださいね！ (2016年11月3日 20時) (レス) id: 36e773549b (このIDを非表示/違反報告)
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