十九頁目 ページ22
＊宮香＊
Aside
昼食の後片付けの最中、グルッペンさんから唐突にこう言われた。
グル「そうだ、A。これから空挺の演習を見学しに行かないか？楽しいゾ」
くうてい？
よく分からないけど、グルッペンさんがまるで幼い少年のように目を輝かせているので、OKを出してみる。
グル「じゃあ今から……」
グルッペンさんが私に手を差し出そうとした瞬間、いつもの大天使ではなく、ゲス顔のトントンさんがグルッペンさんの肩に手をおいた。
トン「おぉん？まだ、書類が残っとるやろ？
この前みたいにこっそり脱け出したら、どうなるか分かっとるよなぁ？」
ニコニコと微笑んでいるトントンに対し、グルッペンさんは大好きな玩具を取り上げられた少年のように不貞腐れている。
グルッペンさんの意外な一面を知れて、私は思わず顔がにやける。
グル「……？あぁ、そういえばAに渡したいものがあるんだ」
グルッペンさんがそう言い取り出したものは、今朝シャオロンさんとコネシマさんがが持っていた、インカムと軍基地内の地図だった。
それを受け取り、お二人が着けていたように耳に着けてみる。
『ありがとうごさいます。着け片はこれで良いんですよね？』
グル「あぁ、よく似合っているゾ」
すると、扉が無造作に開く音が聞こえ、私に向かってコネシマさんが走ってきた。
コネ「A！さっきぺ神が言うとったけど、今日は出掛けるから手伝わんくてええらしいで！！」
しんぺい神さんの姿は食堂内を見回しても、見当たらない。
彼が出掛ける直前に、急いで聞いてきてくれたのだろうか。
『(いつもは煩いけど、根は真面目なのかな)
ありがとうごさいます』
…となると、午後は何か退屈しのぎが出来ることを探さないといけない。
グル「午後はインカムと地図も渡せたことだし、軍基地内を探索してみてはどうだろうか？」
彼の言う通り、早く軍基地の何がどこにあるかを早く把握したかったので、探索はいいのかもしれない。
そして、渡された地図に目を通し、行きたいところに目星を付ける。
制御室、武器庫、総統室……その他にも沢山ある。
でも、直感的に私が行きたいと思ったのは、
『では、行ってきます』
図書室。
気を引き締め直し、図書室へ向かうために足を一歩踏み出した。
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宮香(プロフ) - Apricot02さん» あぷりん！！コメントありがとう！頑張るね！w (2016年11月17日 19時) (携帯から) (
レス) id: 52f2921e66 (このIDを非表示/違反報告)
Apricot02(プロフ) - 面白いです！これからも更新がんばってくださいね(* 'ω')ﾉあと、お気に入り100人おめでとうございます (2016年11月17日 18時) (レス) id: 6a83ea3325 (このIDを非表示/違反報告)
宮香(プロフ) - まっすーさん» コメントありがとうございます！(｀・ω・´)笑って頂けて幸いですwこれからもよろしくお願いします！！ (2016年11月5日 18時) (携帯から) (レス) id: 52f2921e66 (このIDを非表示/違反報告)
まっすー(プロフ) - UFOに乗せてもらえば良かったって大先生…w不意打ち過ぎたw (2016年11月5日 18時) (レス) id: e7189ac219 (このIDを非表示/違反報告)
緑月翡翠(プロフ) - 桜風瑠璃さん» おー、桜風ちゃんありがとう！いつもコメントくれてありがとうw続き、楽しみにしててくださいね！ (2016年11月3日 20時) (レス) id: 36e773549b (このIDを非表示/違反報告)
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