【wrwrd!】田舎娘の戦争日記

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*緑月*

Aside

「私はこの国の総統、グルッペン・フューラーだ」

『えと、グル…いや、フューラーさん？』

姓で呼んだほうが良いのかな…
なんか位の高そうな人だし。

グル「グルッペンでいいぞ、A」

あ、いいんだ。
見た目的に怖そうなイメージあったけど、良い人かもしれない。

神「はい次ー」

「じゃあ俺。俺はトントン、ここの書記長な。ようわからんこととかあったら何でも聞いてな。よろしく」

『はい、よろしくお願いします』

優しそう。
何というか…物凄く善人そうな雰囲気がする。

「最後は俺か。俺はゾム。暗殺とか偵察とか…まあ色々やっとるわ。A、よろしくな」

…怖っ。

『…よ、よろしくお願いします…』

金髪に眼鏡の人がグルッペンさん。
緑のパーカーがゾムさん。
黒髪で眼鏡がトントンさん…か。

神「ちなみに火からAちゃんを助けたのはゾムだよ。それと、ここは我々国の軍基地だ」

そうなんだ、後でお礼言わなきゃ…って、え！？

『ぐ、軍！？しかも敵国…』

グル「言っておくが、我々は君を殺す気はない。…だから、そんなに身構えないでくれ」

咄嗟に後退った私を見て、グルッペンさんが取り繕うように言う。
まあ、殺す気あったら助けないもんね。

『ゾムさん、助けていただきありがとうございました。
ところで、どうして見ず知らずの私を助けてくれたんですか？』

グル「…たまたま燃えている村を見つけ、そこにまだ息のある少女が倒れていたからだ。
敵国と言えど、小さな子供を見殺しにするのは気が引けたのでな」

…そういうものなのかな。
よく、わからない。

グル「…本題だが」

『あっはい、何ですか？』

グル「これからここで、我々と共に暮らさないか？」

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