8,不機嫌 ページ10
ピピピッピピピッ
『ん”ん”っ、・・・・』
時刻は午前6半。
『・・・・・・・、起きなきゃ。』
と口は言っているが、実際体が起きないのである。
『・・・・・・・・・・・・・・』
よし、3,2,1で起きよう。
3
2
1
『・・・・・やっぱ駄目だ。』
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『・・・・・よし、起きた起きた。』
起きて約十分たった今、やっとベッドから抜け出すことができた。
『はぁ・・・・。顔洗うか。』
そういい、部屋の隅にあるもう一つの扉を開けた。
実はこの部屋、トイレと洗面台がついており、その広さは約二畳ぐらいといったところか。まぁ所詮トイレだ。広くはない。
キュッ
シャァッッ
『・・・・・・ふう。』
キュッ
『・・よし、着替えよう。』
時刻は午前7時10分
食堂が午前7時から開くので、今頃のそのそとご飯を食べに行く頃だろう。
と、思っていたら、やけに廊下が騒がしい。
『・・・・やっぱ軍人だから、みんな朝は強いんだなぁ。』
私は軽く髪の毛をセットして、部屋を出た。
コンコンッ
『レオメルー、起きてる?』
・・・・・・・・・・・・・・・
反応はない。
『・・・・・仕方ない。私一人でも食べに行くか』
そういって、レオメルの部屋をあとにした。
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食堂には、沢山の人がおぼんを持って食べ物を取りに行っていた。
どうやらここはバイキング式らしい。
(昨日ガッツリ食べたからなぁ・・・・。今は軽くでいいや)
そういい私は、クロワッサンとクリームスープを手に取り、窓際のテラス席へ移動した。
そこへ一人、こちらへ走ってくる少女がいた。
ro「もう!なんで起こしてくれなかったの!!」
えぇ、これ私が怒られるの?
『起こしてなんて言われてないけど、ドアノックして起きてるか確認したよ。』
ro「確認したよ。じゃないでしょ!反応がないなら、もしかしたら死んでるかもしれなかったじゃない!!」
なるほど、そういうものなのか。←軍人の思考が働いてる
『と、とりあえず、なにか取ってきたら?』
ro「取ってくる!!!」
『う、うん。行ってらっしゃい。』
どうやら彼女は寝起きは不機嫌みたいだ。
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作者名:頭の悪いキューピット | 作成日時:2024年2月11日 1時