４，飛び級 ページ6
私達が軍の中を散歩していると、沢山の新入隊の人達がいっぱいいた。
それもそうか、そりゃ気になるもんな、私も気になる。
ro「見てA！あそこで訓練してるよ！」
『ほんとだ。あれは近接部隊かな・・・？』
ro「私達もあそことかで訓練するんだよ！」
ro「訓練・・・・訓練？」
ro「うん。やっぱ深く考えないようにしよ」
『あぁ、うん』
『そういえば、配属先っていつ言われるんだろうね。』
ro「多分明日なんじゃないかな。同じ部隊だといいね！」
『そうだね！レオメルはちなみにどこを希望したの？』
軍に入る前に、書類検査で所属したい部隊を書かなければいけないのだ。
ro「私は第一志望は情報部隊を希望したよ！まぁ、、入れるかわからないけどね。Aは？」
『私は特殊部隊を第一志望にしたよ。』
ro「特殊部隊かー。すごいな。もしかしたら違うかもね・・。」
『・・・・・ちょっと、そんな暗い顔しないでよー』
ro「うん・・・。私、この軍に補欠で入ったギリギリの人だから、やっていけるのか不安になっちゃって」
『レオメルは大丈夫だよ。補欠でも、入れたことには変わりないんだから』
ro「・・・・・・・」
ro「・・・・・そうだね！Aの言う通り私は軍に入れたんだよ！そう！それを誇りに持てよ！レオメル・アグルーシル！」
よかった。いつもの彼女に戻った。
ro「そういえば、ここの軍に首席で入った二人知ってる！？」
『首席？・・・・・・・・・首席！？そんなやついんの！？え！？この軍に！？首席で！？』
この軍に首席、、、つまりそれは
幹部までの飛び級を意味する。
ro「驚きだよね！まさかこの軍で飛び級するやつがいるとは・・」
『え？初耳なんだけど・・・・』
まず飛び級できることすら知らなかった。
ro「確か名前が・・・・・・
ﾄﾞﾝｯ
ro「あ、ごめんなさい・・」
？「・・・・・・
？「ん？あ、大丈夫」
『大丈夫？ぶつかってたけど』
ro「・・・・・・見たことあるな。あの顔」
ro「・・・・・・あぁ！！！！！」
『うわぁ！急に何！』
ro「さっきの人だ！」
『さっきの人？ぶつかった人のこと？』
ro「そう！あの人が！飛び級した幹部の人！」
『え！？そうなの』
ro「多分、あの人ね、確か”イロニー・ショッピ”って名前の人！」
『イロニー・ショッピ・・・・・・』
ro「あともう一人いたんだけど・・思い出せない！」
『なんでよ！笑』
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作者名：頭の悪いキューピット | 作成日時：2024年2月11日 1時
