第3話 ページ5
*チーノ side*
レイ「おはようございますっ、チーノ先輩！」
食堂へ向かうと、先に来ていたレイが俺に気付いて立ち上がり、ビシッと敬礼をした。
チ「おー、おはよう。今日は一段と早いなぁ」
レイ「当然ですよ！ 今日は任務があるんですから！」
チ「任務……か」
彼女がここへ来てから早一ヶ月ほど経ったが、随分俺に慣れてくれたと思う。
まだ多少かしこまる部分もあるが……一番の変化は、よく笑顔を見せてくれるようになった事だろうか。
やっぱり、女の子は笑顔が一番よな。なんて、大先生みたいな事を思いながら、朝食を取って彼女の前の席に座る。
レイ「任務、頑張りましょうね！」
チ「お、おん……」
任務の
俺はぶっちゃけ、兵士としてはあまり有能ではない。
大先生やエミさんほどではないが、よくガバる。
それでもなんとか生き延びているのは、仲間のおかげだろう。
現に、レイにも
そうやって改めて考えると……めっちゃ情けない奴やん、俺。
レイも内心、こんなダメ上司で呆れとんかな……。
レイ「？ どうかしましたか？」
目の前に居る彼女に不思議そうに尋ねられ、慌てて笑顔を作る。
チ「いや、なんもないで」
レイ「そう、ですか……？ 体調が優れないようでしたら、任務から外してもらった方が……」
チ「ホンマに大丈夫やって！ 心配症やなぁ、レイは」
笑いながらそう言うと、レイは屈託のない微笑みを浮かべて応えた。
レイ「心配症にもなりますよ。チーノ先輩は、私にとっても皆さんにとっても大事な人なんですから」
チ「……ははっ、そっか」
本当に……そう思ってるん？
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空文 晴霧(プロフ) - suzurei/鈴玲さん» ありがとうございます！ 頑張ります！ (2020年3月30日 12時) (
レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
suzurei/鈴玲 - 更新頑張ってください…！応援してます！ (2020年3月30日 12時) (レス) id: 54995dabe3 (このIDを非表示/違反報告)
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