37話 ページ40
『こんなに好き勝手されて…うちの警備員は何してるんですかね』
はぁ、と溜息をつきながら男が部屋に入ってきた。白衣を着ているのできっと研究員だろう。その前方に白衣の彼を守るかの様に男女が2人。
『なあなあ、侵入者だよな？潰して良いンだよな？』
『いやいや、まずは博士の意見を聞きましょう』
雰囲気からこの男女は警備員というより、白衣の護衛だろう。
sya「__っ！お前！！」
シャオロンの様子がおかしい。怒鳴った声が部屋に響く。
『博士、博士。博士のお知り合いですか？』
『んー、知り合いだったかな？何しろ関わる人が多くてね』
シャオロンの瞳孔は開き、呼吸も少し早い。毛を逆立ているが、威嚇しているというよりは怯えている様に見えた。
『ああ、思い出した。__お前
リンはシャオロンさんのことを指しているみたいだ。
『おい博士、こいつ誰なンだよ』
『被験体NO.0だ。差し詰め君達の先輩、いや兄とでも言うべきかな？』
シャオロンさんが被験体？施設にいたと言っていたが実験施設だったということか。
『ああ、紹介が遅れたね。私はここの開発課所長のルイスだ』
『フィーアはフィーアって名前です。博士の護衛担当』
『ノイン。同じく護衛』
どうやら警備員の増援は呼んでいない見たいだが相手の護衛は2人だ、余程の自信があるのだろう。人数的にはこちらが勝っているが何をしてくるか油断できない。
rbr「シャオロンしっかりせえ！」
Louis『
白衣が高笑いするとシャオロンさんは苦い顔をした。
Louis『ところで、子供たちをどうするつもりだ』
突然表情が冷たくなる。一瞬だが寒気を感じた。
zm「お前ら子供たちを誘拐した犯人やろ」
Louis『誘拐？人聞きが悪いな。大体の子供はもう街に帰したさ』
子供が少なかったのはそういう理由だったのか。だが誘拐した目的は何だったのだろう。
Louis『そもそもお前らが捜査ごっこなどしなければ事件にすらならなかったのに』
rbr「どういう意味や」
白衣の口が弧を描く。
Louis『"能力者"一度は聞いたことがあるだろう？私はそれを人工的に造る実験をしているんだよ』
人工的に能力者を造ることなど可能なのか。
Louis『長年の研究で子供の頃にある細胞が能力者になるには必要だとわかった。だから子供を攫ってその"細胞"が適合するか調べていたんだ』
話から察するに、フィーアとノインも人工的に造られた能力者なのだろう。
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飛翠(プロフ) - 白兎さん» 面白いって言ってもらえて嬉しいです(*´-`)リアルなファンタジー目指して設定細かくしています！ (2018年11月9日 0時) (
レス) id: 01bad502bd (このIDを非表示/違反報告)
白兎 - 話がリアルで面白いですね！時々くるネタだったり、急に始まるバトルシーンかっこいいです！これからも頑張ってください！！影で見守ってます(( (2018年11月8日 0時) (レス) id: 2bf9800fc9 (このIDを非表示/違反報告)
飛翠(プロフ) - ひかさん» 応援ありがとうございます！毎日更新できるように頑張ります！！ (2018年10月15日 21時) (レス) id: 01bad502bd (このIDを非表示/違反報告)
ひか - 初コメです！グルさんが吹いた所らへん自分も吹いてしまいましたwwwこれからも頑張ってください！！！ (2018年10月15日 0時) (レス) id: efdd15773c (このIDを非表示/違反報告)
飛翠(プロフ) - 紺狐(ユウ)さん» コメありがとうございます！ひとらんは癒しです(*´ー｀*)更新頑張ります！ (2018年10月9日 20時) (レス) id: 01bad502bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飛翠 | 作成日時：2018年9月29日 1時
