第三十四の道 ページ34
*トントン side*
ト「ホンマに大丈夫なんか？」
あれから三日後、グルッペンたちは退院して組に戻ってきた。
グ「動けるなら問題無い。一応組長なんでな。そう休んでもいられん」
ト「いやでも、全治三ヶ月って……」
オ「何言うても無駄や。聞きゃせえへん」
エ「俺らも散々止めたんやけどな……」
呆れたように溜め息をつくオスマンと、苦笑いするエーミールの様子に、グルッペンの頑固さを痛感する。
ト「まぁ…本人がええなら……」
渋々引き下がると、グルッペンが不意に二人に向けて言った。
グ「といってもまぁ、しばらくはお前らに任せきりになってしまうやろな。苦労かけるが……頼んだ」
エ「何言うてるんですか兄貴、水くさい」
オ「そのつもりで俺らも同時退院したんですから。ほんなら早速、俺らが不在やった間の様子聞いてきます」
二人が出ていってしばらく経ち、グルッペンも立ち上がる。
ト「お、おい。あんま動かん方が……」
グ「心配性やなお前は……。それより、お前が会っとくべき男が居(ｵ)るんや」
ト「え？」
「付いてこい」と目だけで促され、仕方なく付いていく事にした。
ー＊ー＊ー＊ー
連れてこられたのは───
ト「地下室……？」
薄暗く、しかししっかりとした造りの地下室らしき場所だった。
グ「限られた者しか入れん。滅多な事では使わんのやけど……」
慣れた手つきで鍵を開け、中へ入っていくグルッペン。
そして、おもむろに一つの扉を開けた。
グ「よう、久しぶりやな。餓死してへんか？」
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空文 晴霧(プロフ) - まっちゃさん» 嬉しい感想ありがとうございます…！ 楽しんでいただけて何よりです(*^^*) (2021年8月19日 10時) (
レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ(プロフ) - 感動！ｼｬｵさんのとことか涙が………素晴らしい作品をありがとうございました！ (2021年8月19日 1時) (レス) id: c364a2612c (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - にんけんさん» ありがとうございます…！ そう言っていただけるのがとても嬉しいです(*´ω｀*) (2019年6月27日 22時) (レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
にんけん(プロフ) - そんなことないっす。空文さんの小説めっちゃいいっす！更新楽しみにしてますっす。 (2019年6月27日 22時) (レス) id: a2627971ed (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - にんけんさん» いえいえ…！ 私もまだまだですよ(笑) (2019年6月27日 22時) (レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
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