第三十の道 ページ30
*トントン side*
「勝手な事言わんでくれるかなぁエミさん……」
エ「オスマン！ 気が付いたんやな」
エーミールの視線の先に居るのは、険しい顔をしたオスマン。
それは、エーミールの言動に対してもそうなのだろうが、純粋に怪我が痛んでいるからでもあると思う。
オ「まったく……いい迷惑やわ。お前のせいでグルの兄貴が死ぬかもしれんかったんやぞ」
エ「でも、彼のおかげで兄貴は生きてるんやろ？」
エーミールにズバッと言われ、オスマンは言葉を詰まらせる。
エ「まぁ……そう簡単に受け入れられんのは当然や。せやけど、心のどっかでお前も、トントンに期待しとるんやないか？」
オ「……グルの兄貴が未来を託した奴なら、少しは信用できる。……それだけや」
エ「素直やないなぁ……」
オ「放っとけ」
二人の会話を聞いて、思わず笑みが漏れる。
ト「仲ええんやな、二人って」
エ「まぁ、グルの兄貴に拾われた身同士やしなぁ。最初は扱いにくい奴やったけど」
オ「武器の扱いもまともにできんかった人に言われたくないわ〜」
エ「なっ……む、昔の話やろ」
オ「今もガバガバやん」
エ「放っとけ！」
そっか……この二人は、グルッペンに救われたんやな。
じゃあ、コネシマ派の弟分らもそんな感じなんやろか？
そんな事を考えていると、微かに呻(ｳﾒ)き声が聞こえてきた。
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空文 晴霧(プロフ) - まっちゃさん» 嬉しい感想ありがとうございます…！ 楽しんでいただけて何よりです(*^^*) (2021年8月19日 10時) (
レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ(プロフ) - 感動！ｼｬｵさんのとことか涙が………素晴らしい作品をありがとうございました！ (2021年8月19日 1時) (レス) id: c364a2612c (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - にんけんさん» ありがとうございます…！ そう言っていただけるのがとても嬉しいです(*´ω｀*) (2019年6月27日 22時) (レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
にんけん(プロフ) - そんなことないっす。空文さんの小説めっちゃいいっす！更新楽しみにしてますっす。 (2019年6月27日 22時) (レス) id: a2627971ed (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - にんけんさん» いえいえ…！ 私もまだまだですよ(笑) (2019年6月27日 22時) (レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
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