第十二の道 ページ12
*グルッペン side*
エーミールとオスマンが顔を見合わせて喜ぶ中、コネシマの弟分は不満を漏らした。
シ「ちょっと待てやJrお前。コネシマの兄貴じゃ力不足言うんか？」
オ「あ？ そこまで言うてへんやろ。被害妄想やばいな」
コ「まぁ待て。とりあえず、理由聞かせてもらおか」
コネシマに促され、トントンは胸を張って答えた。
ト「一番信用できると思ったからや。元々父ちゃんからの信頼も厚かったし、いろいろ面倒見てくれてたしな！」
俺の方を見上げてニッと笑うトントンに、フッと鼻を鳴らして微笑んでやる。
鬱「その理屈でいったら、コネシマの兄貴は信用されてなかったって事になるんやけど？」
エ「そういう事なんやないか？」
シ「何やとコラクソミール！！」
口論が肥大する前に、コネシマが興奮している弟分たちを制止した。
コ「下がれ。確かに納得はいかんが……Jrに決めてもらうと言った以上、後(ｱﾄ)腐れは無しや」
鬱「兄貴……」
シ「でもっ……！」
コネシマが何も言おうとしないのを察し、二人は渋々引き下がった。
コ「ほんならこれからよろしく頼みますわ、グルッペン組長？」
俺を一瞥(ｲﾁﾍﾞﾂ)し、コネシマは出ていった。
シ「選ばれたからってあんま調子乗んなよ」
敵意の込もった目を向け、二人も去っていった。
エ「やりましたねグルの兄貴！」
オ「兄貴なら、混乱状態の我が組もまとめられるでしょう。あのチワワ野郎には務まりませんわ」
グ「当然や。素晴らしい決断やったで、トントン」
顔を向けて笑いかけると、トントンは得意気に笑った。
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空文 晴霧(プロフ) - まっちゃさん» 嬉しい感想ありがとうございます…！ 楽しんでいただけて何よりです(*^^*) (2021年8月19日 10時) (
レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ(プロフ) - 感動！ｼｬｵさんのとことか涙が………素晴らしい作品をありがとうございました！ (2021年8月19日 1時) (レス) id: c364a2612c (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - にんけんさん» ありがとうございます…！ そう言っていただけるのがとても嬉しいです(*´ω｀*) (2019年6月27日 22時) (レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
にんけん(プロフ) - そんなことないっす。空文さんの小説めっちゃいいっす！更新楽しみにしてますっす。 (2019年6月27日 22時) (レス) id: a2627971ed (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - にんけんさん» いえいえ…！ 私もまだまだですよ(笑) (2019年6月27日 22時) (レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
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