死神のいる街へ潜入捜査

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私は情報屋リーフとしても転生者としてもある程度彼のことは知っているのだが、それを悟られてはいけない。

謝罪とお礼は済ませたし、さらっとこの場から去って買い物に行く。

「……あァ」

一礼してその場を去る。

(あー怖！怖すぎでしょ！ってか今思い出したけどあの人主人公(工藤新一)を主人公(江戸川コナン)にした人だよね？！薬で！同じ運命辿るとこだったじゃん！)

……心の中は大荒れだが、顔には出さない。ポーカーフェイスぽーかーふぇいす……。

結論から言うと私は逃げ切った。そして買い物もそこそこに第二拠点に帰ってグルさんに連絡。

A[組織幹部に素顔で会っちゃった]

gr[w社の正体がバレないなら仲良くしても敵対しても問題ないゾ]

おー、よかった……私はw社の不利になるようにはしないっていう信頼かな？じゃあそれに応えないとね。

A[出来るだけ友好でいく。リーフだけバラすかも]

gr[了解]

連絡を終え、掃除と片付けを開始する。向こうに行っている間にだいぶ埃が溜まってるからね。

第一拠点は名人の隣のマンション。第二拠点はここ、少し大きめの一軒家(豪邸)だ。

表札は「夏梅」。呼び鈴もポストもきちんとあるが……ポストは特別製。

ほら、家を空けることが多いから、ポストにチラシとかが溜まりがちなんだよね。

見栄えも悪いし、怪しまれるのも面倒だから出来るだけ少なくはしてるんだけど……溜まるもんは溜まる。

そこでこのポスト。センサーがついてて、中に物が入ってるのがわかるし、満杯の少し前にはお知らせしてくれる。

そして、万が一満杯になっても、ポストの中身をスイッチひとつで別のところへ移動してくれる仕組みだ。

なんて便利。さすがうち(w社)の技術班。

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