大分堕ちてしまった ページ38
お風呂に上がって買ったばかりの冷たいフルーツ牛乳を一気に飲み干す。
zm「そんな一気飲みしてたら腹壊すで。」
『あれ、ゾム。』
あぁそういえば、コイツ温泉嫌いだったっけ。
ゾムもフルーツ牛乳を買ったらしく、僕と同じように隣で一気飲みしている。
『お腹壊すんじゃないの？』
zm「俺は犬腹やから大丈夫やわ。」
ﾌﾟﾊｰっといってゴミを捨てる。
『皆、まだこなさそうやからここで待っとこっか。』
zm「おん！」
出入り口すぐのベンチに二人で腰掛けた。
zm「なんやねん、俺の顔になんかついとる？」
普段フードを被っているが今は浴衣を着ているため、よく顔が見えてしまう。
ゾムの顔はとても整っているので、思わず見とれてしまったのだ。
『んーん、ね、僕のこと好き？』
なんか、勘違い女みたいなこと聞いてしまった。
一瞬困惑したゾムだが、すぐ笑顔になって抱きついてくる。
zm「当たり前やん！！だーいすきやで！、、ほんま、誰にも渡したくないわぁ。」
耳元で囁かれ、背中がゾクリとする。
だけど何故か、嫌だ、とは感じなかった。
寧ろ嬉しいくらいだ。
随分と気づかない内に堕ちてしまっていたのか、と心の中で呟いた。
『僕も、、いや、なんもない。ね、あそこゲーセンある！！行こ！』
いいかけた言葉を飲み込んで、ゾムの腕を引っ張った。
デザートは、メインのあとにっていうからね。
はしゃぐ僕を愛しい目で見つめるゾムは、どこか満足していた。
(ええよ、そのまま。)
(もっともっと俺らに墜ちて)
(俺らだけのモノに…)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 332人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
病みﾁｬﾝ(プロフ) - 刃狗裳さん» 大丈夫ですよ〜！！ (2022年2月20日 10時) (
レス) id: e71cf3ea19 (このIDを非表示/違反報告)
刃狗裳 - 誕生日がおんなじや! (2022年2月20日 0時) (レス) id: 05c16263fd (このIDを非表示/違反報告)
刃狗裳 - よう見たら間違えてませんでした。申し訳ございません。 (2022年2月20日 0時) (レス) @page32 id: 05c16263fd (このIDを非表示/違反報告)
刃狗裳 - 書く間違得ました。申し訳ございません。<(_ _)> (2022年2月20日 0時) (レス) @page31 id: 05c16263fd (このIDを非表示/違反報告)
刃狗裳 - 誕生日がおんなじや! (2022年2月20日 0時) (レス) @page32 id: 05c16263fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：病みﾁｬﾝ x他1人 | 作成日時：2021年12月13日 23時
