第36話 修了式とお誘い ページ2
rb「これで一学期修了式を終わります。」
期末テストも終わり、数週間したら夏休みになった。
一学期生徒会の最後の仕事は修了式だ。
『お疲れ様です。ロボロさん』
rb「ラルフさんもお疲れさん。これから、生徒会室で打ち上げやるんやけど来る？」
『是非』
gr「ラルフ」
『あ、グルッペンもお疲れ様です。スピーチよかったですよ』
rb「ほんま、まともでよかったわ。去年なんか途中で戦争の話し出すんやもん」
gr「な、なんのことかにゃ〜」
ロボロさんに痛いとこをつかれたのか、目を逸らしながら誤魔化すグルッペン。
そのやり取りが面白くクスクス笑ってしまう。
rb「はぁ…ほら、はよ行くで」
gr「ああ」
3人とともに生徒会室へ向かう。
扉を開ければもう既にカオス状態だった。
ゾムさんはトントンさん、エミさん、ウツさんに食害し、コネシマさんとシャオロンさんは内ゲバ。それを煽るショッピくんとチーノくん。そして、それを他所にひとらんさんとオスマンさんはお茶会をしていた。
うん、カオス！
rb「もう動物園状態やん、少しは待たんかい！」
gr「いいじゃないか、うちらしくて」
『ふふ、そうですね』
そんな会話をしていれば、ロボロさんはゾムさんにみつかり、食害の餌食になった。
南無南無
gr「…所でラルフ、夏休み予定は空いてるか？」
『？はい、特に予定はありませんよ』
gr「夏祭りに、行かないか？」
『へ…』
あまりのことに思考が一瞬停止した。
というのも、彼が外に行こうと言うのは本当に珍しいのだ。
何時も、彼と一緒にいる時と言ったら、俺の家か、グルッペンの家、そして稀にパーティがあるくらい。
なので、特にデートというものをしようとも思わず、婚約してからしたことは無かった。
どういう風の吹き回しなんだろう。
gr「…いやか？」
『い、いえ！行きましょう！』
gr「！ああ！」
不安そうに眉を下げる彼を見て、慌ててデートをお受けすれば、嬉しそうにパァと顔が明るくなる。
それにしても、夏祭りか…数年前家族と行ったっきりだなぁ。
そんなことを考えていえば、周りが静かなことに気づいた。
パッと周りを見れば、皆ニヤニヤとした笑みを浮かべていた。
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碧翔 - 完結おめでとうございます！ (2021年5月2日 20時) (
レス) id: 6cb4d1b5e6 (このIDを非表示/違反報告)
明日花フォルテ(プロフ) - 前編から読ませていただきました！すごく面白かったです！更新頑張ってください！ (2021年3月6日 14時) (レス) id: 5e39ac861e (このIDを非表示/違反報告)
幸逢(プロフ) - ぽんさん» ご報告ありがとうございました。しっかりと外しておきます。 (2021年2月27日 19時) (レス) id: 6bed71fd46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幸逢 | 作成日時：2021年2月27日 18時
