遅れたけどお星様が赤くなった記念パート2！ ページ9
※過去編です
「Aちゃん、海外へ転勤することになったの。」
『……は？』
親に呼ばれてリビングへ行くと衝撃的な一言を投げつけられた。
いや、転校は慣れっこだけど海外？え、無理？
『いやいやいや日本出たくない。あいらぶじゃぱん。』
「うん、でも転勤なんだよ。」
『私だけ残るのダメ？』
「ダメ。何かあったらどうするの。」
なんだこの過保護両親。なんもないよ。何かあっても対処出来るわ。
いきなり言われたのもあって今結構イラついてる。ダメだなぁ。
『とにかく私は残るからね！』
2時間半にも及ぶ家族会議に捨て台詞を吐いて家を飛び出してしまった。
さて、どうしたものか…
『…ひとらん家行ってみよ』
ぴんぽーん
学校で一番仲のいいひとらん。コイツは話の分かるいいやつだ。唯一家知ってるってだけなんだけどね。
「はぁい」
『あ、ひとらん？Aだよ』
「A？！ちょっ、待ってて！」
はぇーやっぱいいやつ。これで彼女出来たことないとかありえないからね。信じない。
「どしたの？こんな遅くに…」
『ちょっと、飛び出して来ちゃった』
「そっか。まぁ入って。」
何も聞かずにいてくれるのか。
こういうところなんだよなぁ〜…
「喧嘩？」
『みたいな？』
「ふーん。どうせ突拍子もないことしたんでしょ」
『アッチがね。』
「…何かあったの？」
言っていいのかこれは。
海外転勤するんでこれでバイバイだね、わぁーとか無理だぜ？
まず日本とバイバイしたくねーわ。
「もしかして、また転校？」
『バレた？』
ここにも転校してきたしね。
そうだったな。
『でもさ、海外なんだって』
「…へぇーいいじゃん？」
『日本から出たくない』
「ひきこもりか」
そう捉えてもらって別にいいよ。
ひとらんと離れたくないって言ったら困らせちゃいそうだから言わないけど。
『あのさ、』
「うん？」
『もし行っちゃっても友達？』
「当たり前だろ？」
『好き』
「何？急に〜」
『いや、お前優しいな』
「知ってる〜」
やっぱ行きたくねぇな〜…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1505人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さむちゃ - 神だわ。ウチ的にはzmさんとくっついてほしい！ (7月25日 11時) (
レス) @page39 id: 86013b2a9f (このIDを非表示/違反報告)
渡邉めい(プロフ) - 本音を言うとですね...神ですね(*ˊཫˋ*)というかですねほんとにですね聞いて欲しいんですけど...えっとですねあの後から皆からも好意を持たれて奪い合いになって欲しいまじでお願い🙏妄想だけじゃたりんのじゃあ(ヤケクソ) (2021年11月4日 0時) (レス) @page38 id: c197b77a4d (このIDを非表示/違反報告)
おうどん(プロフ) - わぁぁぁ久しぶりの更新だ！ありがとうございます！ (2021年10月25日 0時) (レス) @page38 id: 564d3ed6e9 (このIDを非表示/違反報告)
鈴ノ夜 - 神ですかね！！！、？？？？ (2021年9月11日 14時) (レス) id: 160a7ef55b (このIDを非表示/違反報告)
ムつえ - 楽しみにしてたので嬉しいです！更新は自分のペースでいいですお！（） (2021年9月3日 5時) (レス) id: 6b38e3d513 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もえころも | 作成日時：2019年7月31日 9時
