短編集の主役も我々だ？ (ページ10)

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・ページ10

A目線

rb｢おねーちゃん、これ、さっきの部屋に落ちてたー！僕の絵本あげる！｣

そういって渡してきたのは、さっきの鬼の体の皮膚のようなものだった。
…抵抗があるけど。

A『え…………あり、がとう。』

この本、読むか。

ﾍﾟﾗｯ
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この儀式を成功させるには、生き返らせたい者、または、消したい者の、体の一部と、紅い目と蒼い目のはまっている、木製の人形が必要だ。
また、床には魔方陣を書かなければならない。

また、■■■■■■

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ここから先は汚れて読めない。

ﾄﾞｻｯ

A『呂戊太…君、これ、どこで…』
tn｢…そんなすごい内容なんか？俺にも見せ…｣
rb｢だめ！トントンおにーちゃんには見せなーい！｣
tn｢あ、そうなんかぁww｣

A『トン、トンこの本に死者蘇生について書いてあって！…死んだもの、または、消したい者の体の一部、紅い目と蒼い目のはまっている、木製の人形が必要って！』
tn｢それなら、ここに！ゾムが持っててん！｣

A『すごいよ！トントン、あとは術を使って、皆を生き返らせて、鬼を消して、帰るだけだ！』
tn｢皆に会える…！｣

A『もうこのまま、この部屋でやろっ！魔方陣書くから！』
tn｢はっ？書くって何で…｣

A『え？ペン無いから、私の血だよ？』
tn｢まず、血をどっーやって出すん？俺は反対。ペン探そや。｣
A『どっーやって血を出すかは考えてないし…いつ、化け物が襲ってくるかもわからないから、早く終わらせたい。………よし！トントン！私の腕噛んで？』

tn｢せやな、やっぱペンを…って、え？……噛め？俺が？Aの腕を…///｣
A『大丈夫。痛いのには慣れてるから。いいよ。』ｽﾙｯ

tn｢う、うぅ…すまん。｣ｶﾞﾌﾞｯ
A『いっ…てぇ…』ﾎﾞﾀﾀ

トントンが噛んだ所からはボタボタと血が溢れている。

A『ありがとう。ごめんね。好きでもない女の腕噛ませて。えっーと、これで、ここを書いて…』ﾎﾞﾀﾎﾞﾀ

A『ふう…こんな感じ！とりあえず、鬼を消そう！』
tn｢おう！…鬼の体の一部は？｣
A『それは大丈夫！じゃ、いくね。』

A『…神様、この世界からこの卑しい化け物を消してください…』
tn(…儚くて、きれいやなぁ。)

ｼｭﾝｯ