短編集の主役も我々だ？ (ページ6)

今日:10 hit、昨日:58 hit、合計:26,206 hit

・ページ6

A目線

A『……ぁ……あ……』

tn｢Aっ！！逃げろ！！｣
A『と、と、動け、なくて、腰が、』
青鬼｢オォォォォォ！！｣ﾌﾞｵﾝｯ

あ、だめだ、死ん

ﾄﾞﾝｯ

A『え、』
kn｢逃げろや。｣ﾊﾞﾝｯ

私を危険から突き飛ばしてくれたコネシマの頭に鬼の手が当たる。
コネシマの頭からは赤い液体が流れる。

A『シッマｯｯｯｯ！！』
zm｢コネシマ！コネシマ！聞こえるか！？｣
kn｢おう…｣

zm｢コネシマは俺に任せろ。トントンはAを頼む。大先生は1人で平気やろ。逃げるぞっ！！｣

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

青鬼｢オォォォォ｣

tn｢…変なとこ触んないようにするから。｣

ｽﾀﾝｯ

zm｢多分あの穴、通るにはあのでかい体じゃ時間かかると思う。今の内にこっちの部屋行こや。｣

ｶﾞﾁｬｯ

kn｢はっ…はぁ…｣
A『シッマぁ…ごめん、ごめん。私が、私のせいで。死なないで……お願いだから………』
kn｢お前のせいやあらへん。大丈夫や、気負わんといて。絶対逃げてや。俺の代わりに｣

A『しっま、しっまぁ！！』ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ
tn｢………行こう。コネシマの為にも脱出せんと。｣
ut｢ぅぅぅ…しっまぁ…なんで、うぁぁ！｣
zm｢……ｸﾞｽｯ……ｸﾞｽｯ｣

コネシマの為にも、絶対に脱出しないと。
ごめん、シッマ。

A『今まで、ありがとう。シッマ…』

この声が届くことはない。