短編集の主役も我々だ？ (ページ40)

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●ほんとの犬はどっちなの？　sha ページ40

A目線

A『うっ…痛…い。やめてシャオロン！』
sya｢？なんでやめへんといけんの？｣

そう、私はいま、彼氏のシャオロンの家で、ゲームをしている。
ちな、シャオロンにボコられてる。

高校２年生の私、AAは、同じクラスの隣の席のシャオロンに告白された。
付き合いはじめて、3ヶ月がたとうとしている。

A『シャオロン強いわー！ゾムほどじゃ、ないけど。』ﾎﾞｿｯ
sya｢そんな俺に負けるなんてー！雑魚乙！(^o^)｣
sha｢でも、やったー！Aに勝てたー！｣

喜ぶシャオロンが犬のようで、可愛いと言いそうになったのは秘密。

その照れ隠しではないが、普通にむかついたし、時間も時間だから、帰ることにした。

A『ﾑｷｬｧｧｧｧ↑(超高音)』
A『くっそー！帰るわ！』

ｽﾀｽﾀｶﾞｯ

A『ビャッ！！』

ｽﾞﾃｯ

sya｢大丈夫か！？｣
A『うん…大丈夫。』ﾎﾟﾛｯ

痛くて涙が出てくる。

sha｢……｣

シャオロンが口を開けて、ぽかんとしていて、思わず笑いそうになるのを堪える。

A『シャオロン？w』
sya｢あ、何でもないで。大丈夫なら良かった。｣