短編集の主役も我々だ？ (ページ39)

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A目線

A『嫌だっ！来ないでっ！』

tn｢Aは縛られたいんか？｣
A『な、何言ってんの？』

tn｢…？これからは、Aは何にもしないんやで。だから、縛られるか、縛られないか、選んでな？｣

こんなの、トントンじゃ、ない。

tn｢おれは、Aに怪我してほしくないだけなんや。危険な状態に晒したくない。だから、同棲して、俺が何もかもやってやる。こういうことや。｣

A『おかしいよトントン。こんなことやめ…』
tn｢おかしくなんかない！Aは嫌なんか？俺に色々やってもらうのが！なら、力ずくやな。｣

ビリッと空気が震えたのがわかった。

A『嫌っ！来ないで！こんなのトントンじゃない！』
tn｢今までは我慢してきたんや。やから、どちらかと言うと、こっちが本来の俺、やで。｣

tn｢じゃ、一旦おやすみ。｣

トントンの手刀が私の首もとに直撃する。

A『ト…ント……ン。』
A『むか…しのと…ん…と…にもど…て…』
こうして私の意識は深い闇に落ちていった。

tn｢ふははっ！これで、Aは俺のものやんな？｣