短編集の主役も我々だ？ (ページ37)

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●何もできないの？　tn ページ37

A目線

私って…なにもできないのかな…

～１年前～
今日は私の高校の好きな先輩に告白する。
けど、女子慣れしていないからなのか、告白されても、今のところ、全員振っている、という噂が流れていて、最近の女子達は誰もトントン先輩に告白をしていなかった。
…けど！私は当たって砕ける！！

A『あの、急ですみません。トントン先輩、今日予定あります？』

そう、私の好きな人は１つ年上のトントン先輩。
部活の先輩だ。

tn｢あー、全然ないっすよ。｣

トントン先輩は、後輩にも敬語を使っている。
真面目な人はだよなー！

A『…じゃあ、今日の５時、◯△公園で…話したいことあるんで、今日あってくれませんか！』
tn｢オッケーです。｣

…意外とｽﾝｯって了承してくれた。

10分前についてしまった。まあね、今日は、砕かれるのにも関わらず、気合い、入れてきましたから。

…んっ？見覚えのある人が…？

A『トントン先輩っ!？』
tn｢おう。あ、敬語無しでええで。こっちが素。｣

…私服かっこよすぎる。

A『じゃ、トントン。って！それよりも…』

あかり『トントン！好きです！付き合ってください！！』
tn｢えっ？…俺でええの？俺で良ければ。｣
あかり『えっ？やったああああ！』

こうして私たちは付き合い始めたんだ。