短編集の主役も我々だ？ (ページ4)

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tn目線

～この館であったこと～

tn｢あいつら大丈夫かなぁ？…この館で迷ってへんかなぁ。｣
ut｢流石に大丈夫やろww｣

ﾄﾞｽﾄﾞｽ

tn｢なんや？｣
ut｢外かなぁ。｣

ﾄﾞｽﾄﾞｽ

？｢オォォォォォ！！｣

ut｢ﾋｯ!?｣
tn｢っ！？…鬱！逃げろ！！｣
ut｢とんちは！｣
tn｢…お前は足遅いやろ。はよ！｣
ut｢～っ！……｣ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

tn｢さて………こいつには勝てへんし…｣
？｢オォォォォォ！！｣ﾌﾞｵﾝｯ
tn｢うぉっ！？あっぶねー｣

まずい。下手に部屋に入って鬱先生と遭遇でもしたら、最悪だ。

tn｢…ええで。久しぶりの鬼ごっこや。｣
？｢ｫｫｫｫ｣

そこからは無我夢中だった。
とにかく、そいつからはただならぬ感じがして、一発で死を感じさせられる、そんな化け物だった。

tn｢まあ、こんな感じや。｣
A『よく、逃げれたね…』
tn｢…俺も何で逃げられたのかはわからへん。あいつは絶対に俺よりも足が早かったのに。｣
A『まあ、生きてて良かった！』

A『早く行こう？ここもちょっと心配だから。』
tn｢あ、そういえば、ここの金庫にこんなん入ってたで…｣

俺がAに渡したのは、金庫の中に入っていた、鍵。どこのかは分からへんけど。

A『すごい！トントンありがとお！』
tn｢いや…｣

俺にも何で逃げられたのかはわからへん。
…まさか、まさかやけど、わざと逃がした…
なんてな。

A『トントン？何ぼっーとしてんの？行こ？』
tn｢ああ、今行く！｣