短編集の主役も我々だ？ (ページ29)

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tn目線

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

tn｢ﾁｯ！朝か…｣

今は7時00分。
二度寝できる時間ではなさそうだ。

tn｢はぁーーー…また仕事か…｣
tn｢…行ってきます、A。｣

俺は夢に出そうと頑張って、寝る前に長い時間見ていた、赤色の花を調べたパソコンをソッと閉じる。

ｶﾞﾁｬｯ

ｳｨﾝ

tn｢おはよう。｣
部下｢おはようございます！｣

こいつらは元気が有り余っていて、休みも、睡眠もしっかりできていて羨ましい。

A『トントン先輩、おはようございます！』
tn｢ああ、おはよう！｣
A『お茶、お待ちしますね。』
tn｢ああ。ありがとう。｣

俺はこの部下のAAさんに片想いしている。
…最近は夢にも出てきてくれるようになった！
もういっそのこと、死んで、一生夢を見た方が幸せなのかもしれない。

夢の中のAの最後の言葉を思い出す。
『また明日！』
また明日って、いつ、くるんやろな。
俺には眠る時間もないくらい、お前のことしか考えてへんのに。