短編集の主役も我々だ？ (ページ28)

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また明日　tn ページ28

tn目線

今日もここにやってきた。

A『あ、とんちー！』
tn｢ふふっ、元気やなぁ。相変わらず。｣
A『わぁー！今日は綺麗な花畑だね！』

tn｢…せやろ？確かこれ、…何て言ったかなぁ？…全く覚えてへんけど、かわええやろ？｣
A『もしかして、私が赤好きなの覚えててくれたの？』

Aには何でもお見通しやな。
せや。Aが赤色好きだから赤色の花を調べた。
俺は照れ隠しに指をいじる。

tn｢っ！…そんなこと、ないでぇ？｣
A『んふふ。とんちは分かりやすいねぇ。とんち、照れ隠しの時、いっつも指いじったり、絡ませたり。』

tn｢はぁー！ほんまに、Aには隠し事できへんなぁ。｣
A『隠し事しないでね？』

tn｢もちろん。Aには隠し事、できへんし。｣
A『んふふ。とんち、今日はこれで、花冠つくってよ。』

tn｢…花冠？まあ、ええけど。なんで急に。｣
A『私達ってたまにしか、会えないでしょ？』
tn｢俺やってもっと会いたいけど、仕事…忙しくて…｣

A『あ、いや！その！分かってるの！分かってるよ？…だから、とんちと会ってたっていう、印？を残したいなって思って…えへへ///』

かわええ！なんやこの天使は！

A『ちょっ！とんち、恥ずい…///』
tn｢…声に出てた…？｣
A『出てた。』
tn｢はっずぅ…///も、作っとくな！｣

どの花がいいだろう。
やっぱり赤が似合う。
でも、赤って血を連想させるから、Aにはある意味似合わないのかもしれないな。

！…この花！
すごく綺麗だ！
きっとAによく似合うだろうなぁ

A『とんちー！できた～？』
tn｢あと少しやで～！！できたぁ！｣
A『見せてー』
tn｢ほいっ！どや？自信作やで！｣

A『きれー！』
tn｢ほい、乗っけたるな。｣ﾎﾟｽｯ
A『んふふ。似合ってる？』

tn｢おん、世界一かわええで。｣
A『えへへへー…あっ、もう時間だね…』
A『ばいばい、とんち。また来てね。』
tn｢やだっ！まだ行きたくない！いややっ！｣

A『また明日！』