短編集の主役も我々だ？ (ページ16)

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A目線

A『これ、どうしようかな。』

うーん、とポーズをしながら考える。

zm｢俺も迷っててん。姫さんは攻めにくいんよなぁ。｣

ゾムさんもうーん、とポーズをしながら考えている。

A『隙ありっ！』
zm｢うぉっとおっ！あっぶねー｣

ゾムさんの頬から血がダラダラと垂れる。

A『ゾムさんの血ぃ綺麗！…もっと、もっと血ぃ出してよ！あははっ！ゾムさん！』
zm｢うぉっ！？急に発作出とるやん…｣

今まで出したことのないスピードでゾムさんの顔近くでナイフを振り回す。

zm｢…すまんっ！｣ｻﾞｼｭｯ
A『っ！ゾムさんもナイフ持ってたんだぁ！これで対等に戦えるねぇ！？』

zm｢これはやばいっ！！ロボロ！助けて！｣
rb｢…あんさんでも手ぇ焼くってどういうことやねん…｣

A『これは、ゾムさんと私の戦いだから、邪魔しないで！』

私は護身用のナイフを何本もロボロさんの近くに向けて投げる。

rb｢おっとぉ…これは、ゾム、御愁傷様。｣

？｢やめろ。A。｣

A『…あぇ？…あ、あ、ゾムさん、すみません！私もこんなんになったの初めてで…』
zm｢いや、ええで。で？グルッペン、どした？｣

？｢そいつを幹部にする。｣

A『えっ！？ほんとですか？私が？』

？｢ああ、君はゾムをも越える強さだからな。今の内に仲間にひきいれとこうと思ってな。｣

A『やったぁ！これからよろしくお願いします！』

？｢じゃあ、俺は行く。…今、トントンに追われてるんでな。｣ﾌﾞﾂｯ

A『…これからよろしくお願いします！ロボロさん、ゾムさん！』
rb｢…素で喋り。あと、他の奴にもあの色仕掛けやってや。見とくから。｣

A『ん、別にいいよ。…あと、これが素だからよろしく。』
zm｢俺は素の方がすきやな。｣

A『なっ！？…やめてぇや。恥ずい。』

rb｢かぁわぁいいぃぃ！｣

今日から姫は卒業です。