短編集の主役も我々だ？ (ページ14)

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A目線

ﾄﾞｫｫｫｫｫﾝ!!

A『な、何っ！？』

執事｢お嬢様！この部屋から出ないでいてください！きっと侵入者です！……私が行ってきますので…｣

A『ええ…お願い…』

あーあ。侵入者なら、手合わせ願いたかった。
でもきっと、あの、桃色のネクタイの執事が倒してしまうのだろうな。

ん？扉の向こうから何か聞こえる？

父｢おまっ！！何故！金はやるかr｣ｻﾞｼｭｯ
執事｢るっさいねん。ﾁｯ、やっぱこういう奴は血も汚いな。｣

A『っ！！』

この発言から察するに、黄緑色のネクタイの執事が私の父親を殺したのだろう。

執事｢じゃ、最後に姫さんころすなー！｣

まずい、とりあえずタンスの中に…

ｶﾞﾁｬｯ

執事｢あれ？ロボロー？こんなかにほんまに姫さんいんの？｣
執事｢え？いるはず……あー、でも、逃げたかもな。｣
執事｢あ、そういうことか。…グルッペン？もうこの服脱いでええ？｣

？｢はぁ…仕方ないな。脱いでいいゾ。｣

執事｢おっしゃー！｣

いそいそと脱ぎ始める。
脱いだ人には見覚えがあった。

ｶﾞﾀﾝｯ!

rb｢うぉっ！？何で自分から出てきて…｣
A『ゾムさんとロボロさん！？』
A『ファンです！あの…私、殺されるんですよね？……なら、死ぬ前に1度手合わせお願いしたいのですが…』

zm｢…ｶｯﾊﾊﾊ！ええで！俺は後な、ロボロ、勝てよ？｣
rb｢ああ、もちろん。こんな華奢で、可愛らしい女の子に負けるわけないやん！｣

…この人のこの感じ…
色仕掛が効くのでは？あのときも照れてたし。
…ま、賭けは嫌いじゃないからな。やってみるか。

A『ロボロ…さん、最初はお手柔らかに…』
rb｢ま、俺も鬼ではないからな。ええで、最初だけな。｣

私とロボロさんの命を賭けた鬼ごっこが始まる。

そろそろかな。

A『はっ…はぁ…あっついよぉ…』ﾊﾟﾗｯ
rb｢ちょっ！何やっとん！？着替えるんだったらあっちで…｣
A『ロボロさん、隙あり。』

私はロボロさんの首ギリギリに護身用(訓練用)である、いつも持っている(ナイフが好きだから持っている)ナイフを突き立てる。

A『ロボロさんの、負け、ですよ。』
A『だめですよ。色仕掛けなんかにひっかかっちゃ…それとも、見たかったですか？』
rb｢なっ///｣

A『んふふっ、嘘です、さ、ゾムさん、やりましょ。』
zm｢…おもろいやん！｣