短編集の主役も我々だ？ (ページ2)

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A目線

…何も無いか…

ｷﾗｯ

ん？……

A『あっ、シッマ！ゾム！鍵！…あ、でも、コネシマでも届かないっぽい。…どうする？』
zm｢……すまん。俺は頭は…｣

kn｢あ、せや！肩車しよや！A！俺の上乗って？｣
A『えっ！？…重いからなぁ…ゾムの方が軽いよ？多分。』

kn｢いや、Aの方が絶対軽いやろ！ほれ！｣
A『ひゃっ！？…重くない…？』
kn｢全然重くないから、早く取り。｣

zm｢……なんか複雑や。｣

A『あっ、あった！取れた！シッマ、降ろして！』
kn｢……ほい。｣

ｽﾀｯ

A『ありがとう！シッマ！』

ｶﾞﾀﾀﾀﾝｯ

A『ﾋｬｯ！』
zm｢Aは下がっててええよ。｣ｽｯ
kn｢俺らが絶対に守るからな。安心しぃ。｣

今の音…
タンスからかな。

A『…ここは平等にじゃんけんで誰が開けるか決めよう？…虫は嫌だなぁ。』
zm｢…危機感ないなぁ。｣ｶﾞﾁｬｯ

隙間が少しあるかなぁ。
ってくらい開けたようだ。

A『あっ！ゾム開けた…大丈夫？…ありがとう。』
zm｢下がっといて。危険かもしれん。｣ｶﾞﾊﾟｯ

kn｢あれ！？大先生！？｣
ut｢あ……うぅぅぅ…ｸﾞｽｯと、トン、とんがぁ！｣
zm｢どうしたんや！？｣
A『つらかったね…大丈夫。ゾムもシッマもいるよ。…落ち着いて話して？トントンは？』ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ut｢ﾋｯｸﾞ…信じてな？なんか、青い鬼が出てきて、僕とトントンが、はなれ、ばなれになっちゃって、トン、トンを追いかけて行って…うぅ…トントンが、僕のせいで危ないか、もしれへん…｣
A『ありがとう。1人で怖かったね。4人で行こう？トントンも含めて、皆で、帰ろう？』

ut｢うん…ｸﾞｽｯ｣

…この状態はまずい。
…こんなところに来なければ…私が止めていれば。
いや、過去を考えても仕方ない。
トントンを探さないと。

さっきの鍵、どこで使うんだろう。
…三階かな。