彼らは至って真面目です XIII ページ33
zm「は、はえー……なんか、こう、すっごいなぁ……」
「語彙力を捨てるな」
kn「馬子にも衣装や!」
「心を捨てるな!!」
syp「すっごい綺麗ですよノーチェさん。なので今度は俺が隣に立ちたいです、ねぇ??」
「うーんやりにくいなぁ、ここ!!」
撮影から三日。
元々街では随分と目を引いていたドレスショップだというのに、私たちがモデルを担当した宣材ポスターが貼られるや否や瞬く間に話は広まり、一般兵がついにはブロマイドを買い求める始末である。確かに私が一週間悩みに悩んで選んだドレスは私にさぞ似合っていることだろうし、グルさんなんかは言わずもがなの美しさ。元々の知名度もあるけれど、いずれこうなるのは分かっていた話。だけど今目の前で記念にと送られてきた大きなポスターを仰々しく掲げて鑑賞するというのは、違うだろうが。
「なぁもうええやろ!? あんまジロジロ見んなや! 変態!」
sha「……同一人物??」
「はっ倒すぞ!!?」
rb「グルッペンが蝶ネクタイなの気になるわぁ。何でなん?」
gr「少しの茶目っ気?」
os「極悪度が振り切れ過ぎて蝶ネクタイやとカバーしきれへんみたいやな」
ut「待って!? らんらんが!! らんらんが息してません、タイチョー!!」
sn「よぉしじゃあひとらんは僕と医務室で撮影会しちゃうかぁ!」
ht「嫌だ!!」
ut「タイチョー! らんらんが息を吹き返しましたぁ!!」
「わぁ、地獄絵図」
ははは、と乾いた笑いを零していると斜め後ろでポスターをじっと見つめていたトントンが、なぁ、と声を掛けてきた。
何? と返事をすると、ギンと鋭い眼光で睨まれて思わず体が飛び上がる。え、何だ。何かいけないことでもあったのか!?
tn「……近い!!」
「はい?」
tn「いや、いやさぁ。グルさんとの距離!! 近すぎんか!? だっ、もう触れてるやん!!」
「……トントンちゃんと寝てる?」
gr「ちゃんと寝てるはずだから気にするな」
tn「おいグルさん!? あんた近すぎへんか!? えぇ!?」
「あーあー、こら! 突っかからない! 胸倉を掴まない!! 放り投げない!!!」
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うんちっち - 面白い 更新頑張って (2019年10月19日 23時) (
レス) id: 473868f78a (このIDを非表示/違反報告)
メビ(プロフ) - 久しぶりの更新ですね！これからも無理しない程度に頑張ってください！ (2019年7月28日 6時) (レス) id: ee2ddb04ba (このIDを非表示/違反報告)
いずも(プロフ) - 好きです尊い話好きすぎます！ (2019年7月15日 0時) (レス) id: e6422e1b57 (このIDを非表示/違反報告)
みふぇ(プロフ) - 好きです (2019年7月13日 1時) (レス) id: df5efd99d9 (このIDを非表示/違反報告)
hasuki- - 初めまして,この小説は時々シリアスを入れてくるから,私がある意味死にそうになりました。これからも頑張ってください， (2019年6月7日 0時) (レス) id: e55a71c11d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：中沢 琴葉
| 作成日時：2019年5月6日 13時
