心配性 VI ページ20
zm「よ……かったぁ」
思わずしゃがみ込んだ。
全部全部、俺の思い過ごしだったのか。
ちょっと大丈夫、と聞いてくるノーチェは未だに俺がなんでこんなにも安堵しているのかわかっていないらしい。その様子から、さっきまでのグルッペンとの会話が全部本当なのだとわかった。
「ぇ、わ! ちょっとちょっとゾム!?」
zm「ホンマお前鈍臭いなぁ!」
「それと今の状態関係ある!?」
俺は立ち上がってノーチェを抱き上げた。ノーチェは驚いたように俺の肩を掴んでそんなことを言うけど、関係ない。
その様子を見ていたグルッペンは、溜息をついて言った。
gr「トントンにも言っとくから、ノーチェ。お前今日明日と休め」
「え、いいの!?」
zm「いやめっちゃ嬉しそうやな」
「へへ、正直最近しんどかったからさぁ……」
ノーチェはそう笑って、俺のフードを徐にとった。何、と尋ねる前に彼女の手が俺の頭を撫でた。
zm「な、な、なに!??!!!?」
「心配してくれたんやろ? やからご飯も手伝ってくれたし、仕事も洗濯も掃除もしてくれたんやろ?」
ありがとぉな、ゾム。
そう笑ったノーチェ。俺は恥ずかしくって、思わずノーチェを支える手を離した。
わぎゃ、とグルッペンみたいな声を上げて落ちたノーチェに反射的に謝れば、落ちたのにケラケラ笑って許してくれる。
gr「おい、どうでもいいがいちゃつくなら他所でやれよ」
zm「な、いちゃついてへんわ!」
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うんちっち - 面白い 更新頑張って (2019年10月19日 23時) (
レス) id: 473868f78a (このIDを非表示/違反報告)
メビ(プロフ) - 久しぶりの更新ですね！これからも無理しない程度に頑張ってください！ (2019年7月28日 6時) (レス) id: ee2ddb04ba (このIDを非表示/違反報告)
いずも(プロフ) - 好きです尊い話好きすぎます！ (2019年7月15日 0時) (レス) id: e6422e1b57 (このIDを非表示/違反報告)
みふぇ(プロフ) - 好きです (2019年7月13日 1時) (レス) id: df5efd99d9 (このIDを非表示/違反報告)
hasuki- - 初めまして,この小説は時々シリアスを入れてくるから,私がある意味死にそうになりました。これからも頑張ってください， (2019年6月7日 0時) (レス) id: e55a71c11d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：中沢 琴葉
| 作成日時：2019年5月6日 13時
