第4話 ページ6
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「A？Aー！Aっばー！」
エマの声…？あれ？私は何を…
「起きろ、バカ」
レイの声だ、今ゴツンって音がしたような…ん？
「い、いっ痛たぁ！？」
え、なになに…痛いんだけど…レイの方を見て睨む
「お前が起きないからだろ」と呆れられる
へ？私…寝てたの？
「寝てたの…？あ、じゃあ人間の世界に行ったってのも夢か…
あはは…少しでもノーマンに逢えて良かったなぁ…」少し寂しくなりながら呟いた
「お、おまっやめろ…ノーマンが照れてる」レイがいきなり叫んで私の口を塞いだ
の、ノーマンが照れてる！？まさか…と思い私はみんなを見渡す…
そこには赤面顔のノーマンが居た…
「あああああ！！ごめんなさいぃいいい！！！！！」と恥ずかしくなり叫んだ。赤くなった顔を手で被せ隠す。ああぁ…恥ずかしい…
小さな声でノーマンが、大丈夫だよ…と言ったのが聞こえたが恥ずかし過ぎてそれどころではなかった。なにせ本人のまで言う事ではないだろう、めちゃくちゃ恥ずかしい。
恥ずかしさを紛らわせたくて「さ、さぁ待たせてごめんね、行こうか」と早口で伝える
それにエマはきょとんとし「何処に行くの？」と首を傾げてる
へ？？？？頭の中がブラックホールに吸い込まれた時だった
「あら、目覚めたのね」と黒髪の女性に言われた、へ！？
「あ、さゆり！」とエマは親しそうにニコニコとし、ノーマンは「その節はどうもありがとうございます」といつも通りの笑みを浮かべて言い、さゆりと言われた人は「いえいえ、後敬語は外してちょうだい。恥ずかしいわ」とクスクスと笑っている。
はて？どう言う事だ？
きょとんとした顔をしていたらしくレイがニヤニヤしながら
「お前が寝てる間に拾って貰ったんだよ」とみんなを見ながら言う
「へ？そうなの！？あ、ありがとうございます！
さ、さゆりさん…？であってますかね？」さっき敬語を外してと言われたのを忘れ敬語で話しかけてしまった。
でもさゆりさんは「敬語外していいって言ったじゃないの」と笑いながら言ってくれたから良かった
「あ、そうだ貴方のお名前聞いてもいいかしら？」と忘れていたという顔をしてこちらを見る
意外と抜けてる…？
「Aです！これからよ、よろしく…！」もしもじしながら自己紹介してるレイに笑われた。
レイ、笑いすぎ。
「Aっていうのね、私はさゆり、中谷さゆりよ」と笑って自己紹介してるさゆり、なんか可愛い…なんちゃって…えへへ…
これからよろしくね、さゆり！
続く (更新停止中)
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