【wrwrd！】婚約者 。

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「「「王様だーれだ」」」




「あ、俺やわ」





私の棒には6番という数字が。今回の王様はゾムらしく嫌な予感しかしない。私も王様なりたいのになぁ、まぁとりあえず命令されたくない。




「1番と6番がポッキーゲームで」



『ぐっ、』





最低だ、この棒へし折りたい
私があからさまな反応をしたためみんなの視線が私に向いた





「え、Aなん！？」

「おい1番誰や！変われ！」

「くっそ！！まさか俺が王様の時にAを当ててしまうとは！！」



皆うるさい…耳が壊れる…
ギャーギャーみんなが騒いでてうるさい中エミさんが控えめに近くに来た
片手には赤いお菓子の箱が持たれている




「1番いただきました、私なんかが相手ですみませんが…」


『いや、全然大丈夫です！』





むしろエミさんで安心した…
エミさんはポッキーを咥え私の方へ向けた





「は！？相手エミさんなん！？」


「変われやエーミールー！！」




野次がとんでいるがこれはぱぱっと終わらせた方が早いだろう。そう判断して反対側をぱくっと咥えた。所詮ポッキー1本なのでなかなか顔が近いが頑張って食べ進めていく。そろそろ唇がつきそうなので折ろうとした。







……折ろうとしたのだ。







ちゅっと軽くリップ音が鳴りエミさんの顔が離れた
理解するまでに時間がかかったが自分の顔が赤くなっていくのがわかる
く、唇当たった…！？






「ごちそうさまでした」






大人っぽく舌なめずりしながら言うエミさんに少しドキドキしてしまうが、この後他の人にエミさんが殺されそうになったのは言うまでもない

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