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『あのー、Aなんですけど…』






トントンの部屋のドアを3回ノックすると
中から足音がした。よかった、部屋にいるみたいで
安心しながら待っているとドアが開いてトントンが顔を覗かせた







「どうぞ、入ってええで」



『お邪魔しまーす…』





部屋に入ると予想通りすごく綺麗な空間
床にはゴミなど散らかっておらず荷物が整頓されていて几帳面な性格がにじみでていた





私も見習ってはやく荷物の整頓しないとな、と思っているとトントンがキッチンからコップを持ってきた






「オレンジジュースでええ?」






『うん、ありがと!』






目の前の机にオレンジジュースがはいった
透明なコップが置かれた
1口飲むと少しの酸味と甘さが口の中に広がる
このオレンジジュース絶対高いやつだ
美味しすぎる







私が思わず頬を緩ませて飲んでいるとトントンがクスッと笑った
すると何かに気づいたのか少し眉をひそめている
何か変なことあるかなと思って自分を見るけど特におかしなとこはない






「それ怪我したん?」






そう言ってトントンは自分の首元を人差し指で指さした
怪我なんてしてないと思うけど…と思って自分の
首元を見るとさっきゾムにつけられたキスマークが







『いや、えーっと…気づかないうちに怪我してたのかな?』






慌てて無理のある弁解をするとトントンは部屋にある棚を開けて救急箱をとりだした
わざわざ治療してくれるのか、優しすぎる
案の定箱を開けて絆創膏を手にとると私の方へ近づいてきた






「ほら、とりあえずこれ貼っとくで」



『あ、ありがとう』





ペタッと絆創膏がキスマークに貼られた
なんかゾムに申し訳ないけど仕方がない
やっぱお母さんみたいだなぁトントンは
絆創膏のゴミを捨てると私に近づき髪を触った







「ほんまサラサラやなぁ」




『一応髪の毛には気を使ってるんでね』






そのまま何度か私の頭を撫でる
なんか心地いいけどくすぐったい
この心地よさはやっぱりトントンから溢れる母性からなのか
そう思っていると撫でるのをやめたかと思えば抱きしめられていた







「…はよ俺のもんになればええのになぁ」

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- ショッピ君と、くっ付けてください! (2021年1月6日 9時) (レス) id: 153d73471b (このIDを非表示/違反報告)
Airu - あの、コメ欄見て思ったんですが、検索避けをしたほうがいいのではないでしょうか?さすがに酷すぎかと…。これも民度が低いといわれる原因の一つなので…。どうか、注意喚起をお願いします。 (2020年11月6日 20時) (レス) id: 393d6064ec (このIDを非表示/違反報告)
グルッペン好き - グルッペンとくっつけて (2020年2月15日 21時) (レス) id: 575ccce210 (このIDを非表示/違反報告)
夜愛蝶 - シャークんさん、かっこいい……!! (2019年8月19日 18時) (レス) id: 8521d2c08d (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - しゃけまる水産大好きいぃぃいい♪ (2019年5月3日 16時) (レス) id: a2cb6e73c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑠璃 x他1人 | 作成日時:2018年9月11日 17時

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