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涙が…
止まらない。
涙が次から次へとあふれる。
tn「グルさん。泣いても無駄や。あんたの涙、初めて見た。でも俺の気持ちは揺るがんぞ。
グルさんはみんなを裏切った。信じていたのに。」
トントンが近づいてくる。
gr「…くッ」
足がふわっと浮く。
気づくと、ひとらんに胸ぐらをつかまれていた。
gr「ひと…らん？」
どごっ
鈍い音とともに、おなかに痛みが走る。
gr「うぐッ…」
目の前が真っ暗になる。
ht「許さん。裏切ったくせに白々しい。裏切者は必要ない。」
ひとらんの震えた声が聞こえ、それと同時に手を離された。
どさっ
gr「うっ…」
激しい痛みが体中駆け巡る。
それでも負けまいと思い、ゆっくりと立ち上がる。
gr「ひとらん、俺は裏切者じゃない。裏切者はそちらの方だろ。」
勢いをつけ、ひとらんめがけて殴り掛かる。
どがっ
ひとらんは避けようとしなかった。
ht「ぐっ…」
腕を抑え、ひとらんは、ばたりと倒れた。
sya「ひとらんっ？ひとらん！大丈夫か…」
gr「お前…俺のことは心配しなかったくせに、ひとらんのことは心配するのか！」
怒りがふつふつと湧き上がり、目の前にいるシャオロンの顔に
どっ
こぶしを当てた。
sya「…いった」
sya「なんでだよ。なんで裏切者に心配しなきゃいけないんだ。」
自分でもコントロールできないほどの大きな怒りが自分を狩り立てる。
ut「しゃおちゃん！」
どがっ
ut「っ！グルちゃん？どうしたの？違う。違う。こんなのグルちゃんじゃないよ。
いつものグルちゃんに戻ってよ…」
どっ
ut「うぅ…グルちゃん…」
tn「大先生！グルさん。友達を、皆を傷つけているのはあんたやろ。」
どごっ
蹴りがトントンの足に当たる。
tn「うわっ」
トントンの上に馬乗りになってこぶしを振り下ろす。
どがっ
どごっ
tn「グルさんをっ！止めろ！」
kn「やめろ、グルッペン！」
zm「おい、グルッペン！お前は傷つけてないといったな。今、傷つけてるじゃないか！」
kn「グルッペン、落ち着いて考えろ！今お前は何をしている？」
コネシマとゾムの言葉で我に返った。
tn「グルさん…分かったか？自分がしていること。」
トントンに振り下ろすこぶしを止める。
トントンは手を伸ばしてきた。
殴られる
そう思い、目をぎゅっと閉じた。
tn「落ち着いたか？」
意外にも痛みは来なかった。
代わりにトントンの大きな優しい手が俺の頭を撫でた。
gr「トン…氏？」
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椙山光る(プロフ) - すごい ストーリーが面白くて楽しませて読ませて頂いてます。質問なんですけどお気に入り登録ってどうすればできるんですかね？ (2018年12月14日 14時) (
レス) id: 57279d11ea (このIDを非表示/違反報告)
ぜろ(プロフ) - めっちゃ頑張ります！本当にやる気が出るので、ありがたいです…(´；ω；`)ｳｩｩ (2018年8月25日 10時) (レス) id: 2e400b4add (このIDを非表示/違反報告)
しょっかぁ(プロフ) - ぜろさん» めっちゃ頑張ってください！とにかく応援しまくってます！ (2018年8月25日 1時) (レス) id: ff3cd95158 (このIDを非表示/違反報告)
ぜろ(プロフ) - 本当にありがとうございます…頑張って書いていくので、これからもよろしくお願いします！ (2018年8月24日 11時) (レス) id: 2e400b4add (このIDを非表示/違反報告)
しょっかぁ(プロフ) - ぜろさん» 読んだあと毎回評価してる事忘れて評価してます(実話) (2018年8月23日 2時) (レス) id: ff3cd95158 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぜろ | 作成日時：2018年6月24日 15時
