過去編 ページ40
身体中に走る痺れるような痛みを感じ、目を覚ました
shp「……ここ、は……………？」
薄暗い通路に、冷たいアスファルトの感触
そして、微かに聞こえる人々の声。
ここがどこかの街の路地裏だ、ということに気がつくのに少し時間がかかってしまった
shp「俺は、なんでこんな所に…？」
そう口に出して、気づいた
気づいてしまった
shp「…俺は、誰だ」
分からない。自分の名前が、ここに来た経緯が。
何もかもが思い出せない
近くにあった水溜まりに、自身の顔を映し出す
そこには、頭からは血を流し、顔色は酷くやつれている薄紫色の瞳の青年が映っていた
分からない、何故こんな怪我をしているのか
怪我をしている、と認識した瞬間身体に強い痛みが走り、薄汚れたアスファルトの地面へと体を横たえた
__________________________________________
あれから頭を悩ませ、思い出したことが2つある。
1つ、俺の名前はショッピだ。
これが分かっただけでも十分な収穫である
2つ、俺の首に下げられていた紫色のペンダントがとても大切なものだということ
それは何故なのかは分からなかった。
まぁ、この2つが分かっただけで上々だろう。
少なくとも、何も思い出せないよりはましだ。
そうポジティブに考え、とりあえずここがどこか調べるために痛む体に鞭を打って人の声が聞こえる方へと歩き出した
________________________________________________
過去編終了です！
ここで少し解説入れます。
降ってきた岩に馬車が押しつぶされた瞬間、ショッピ君はぎりぎりで馬車を抜け出します
その拍子に崖から落ちてしまい、咄嗟に受身をとったものの崖が高かったのもあり大怪我をします(この時酷く頭を打った)
この時点である程度記憶は飛んでいましたが、「我々国に行かなければならない」ということは分かっていた為我々国の路地裏へと走ります
あ、馬車が潰れた崖は我々国のすぐそばでした
そして路地裏に着いた瞬間、力を使い果たし倒れてしまい、記憶が全て無くなった…といった感じです笑
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
フォルド - 目から汗が……止まんねぇや…(面白かったです！ありがとうございました^ ^) (2020年7月7日 2時) (
レス) id: b078f8f323 (このIDを非表示/違反報告)
アメノエナ - あ、あれ？目から水が……？（結構ガチ目で泣きました）面白かったです！番外編楽しみにしてます！ (2019年12月6日 19時) (レス) id: ebb9db8c4f (このIDを非表示/違反報告)
音羽リン(プロフ) - ティアさん» 番外編、近いうちに書こうと思います！ありがとうございます(*´▽｀*)他のメンバーは、短編集を出そうと思ってます！！ (2019年9月28日 22時) (レス) id: 7b6b3ac624 (このIDを非表示/違反報告)
音羽リン(プロフ) - きのこ(em推し)さん» ありがとうございます…！！エミさんとゾムさんですね！近いうちに短編集を書こうと思うので、そちらに書かせてもらうかもしれないです！！応援ありがとうございます(*´▽｀*) (2019年9月28日 22時) (レス) id: 7b6b3ac624 (このIDを非表示/違反報告)
ティア - 番外編欲しいです。できれば他のメンバーのも見たいです。 (2019年9月28日 19時) (レス) id: 4f42ccdc5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音羽リン
| 作成日時：2019年8月18日 22時
