出会い ページ45
優秀な外交官がいると聞き、東にある支部に向かった。東では一時期働いていたので、知り合いも多く、誰かいい人材を教えてくれるかも知れない。
車を走らせ、途中腹が減ったので適当な飯屋に入る。
ドアを開けると、肉の焼ける香ばしい匂いが広がった。適当に選んだつもりが、そこそこに良い店を当ててしまったようだ。手持ちは足りるだろうが、もっと手軽な店でよかったのに。まあいい。雰囲気もいいし、清潔だ。予約はいらなかっただろうか。
入って少し待つと、ウエイトレスに声をかけられる。
｢いらっしゃいませ。お一人様ですか？｣
｢ええ｣
｢こちらへどうぞ。ああ…申し訳ありません。本日、少し賑やかなお客様がいらっしゃいまして…｣
店内を見渡すと、恰幅の良い裕福そうな男が美しい女性達と食事をしていた。笑い声が大きく、やかましくはあったがそこまで気になる音量ではない。
｢平気ですよ｣
｢恐れ入ります。ではこちらの席へ｣
席に案内され、恰幅の良い男性の側を通る。近くに寄ると、料理より強い香水の香りがした。食事の時にまで香水はつけるべきじゃないだろう。ウエイトレス達もそれを配慮して、彼等は他の客と離れた場所に案内されたのだろうか。
顔をしかめないよう気をつけて横を通ると、側に立っていた白い服の護衛が一歩、道を譲った。
｢ありがとう｣
そう伝えると、護衛の男はへにゃ、と笑う。東洋人だろうか。優しげな顔立ちだ。本当は護衛でなく、執事なのかも知れないな。いや、でも腰から下げているあれは確実に武器だ。東洋の人間は若く優しく見えるものか。
そんなことを考えながら、与えられた席についた。さて、何を食べようかな。
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･=･ - 野蛮人と愉快な仲間たちさん» 了解しました。作品の投稿、楽しみにしております。 (2019年9月22日 11時) (
レス) id: 457d32d2b7 (このIDを非表示/違反報告)
野蛮人と愉快な仲間たち(プロフ) - ･=･さん» こちらこそありがとうございます！わかりました、一文程追加させていただきますね。今はまだ下書き中ですがイラストを描いていただいている方のイラストが出来上がり次第このサイトに投稿予定です。 (2019年9月21日 13時) (レス) id: af770bb773 (このIDを非表示/違反報告)
･=･ - 野蛮人と愉快な仲間たちさん» ご説明ありがとうございます。 そういう事でしたらご自由に使って頂いて結構です。ただし、パクリ疑惑を無くすためにも設定を借りている、等の一言を作品のどこかに記載して頂けると助かります。 私も是非作品拝見したいのですが、このサイトで投稿なさるご予定ですか？ (2019年9月21日 10時) (レス) id: 59aa6484cf (このIDを非表示/違反報告)
野蛮人と愉快な仲間たち(プロフ) - 纏めますと、「王直属の何でも屋」+「弾劾などを行う部隊」＝『軍のお掃除屋』。ですがこちらをメインで小説を書くわけではなく、今書いている小説の中に後付けとして組み込みたいと思っております (2019年9月20日 10時) (レス) id: af770bb773 (このIDを非表示/違反報告)
野蛮人と愉快な仲間たち(プロフ) - ･=･さん» すみません、完全にこちらの説明不足でした。いわゆる掃除屋というのは「王直属の何でも屋」に加えて「弾劾などを行う」部隊というものを私目線では＝軍の掃除屋と捉えています。なので、あくまでその「軍の掃除屋」としての機能をお借りしたいと思っております (2019年9月20日 10時) (レス) id: af770bb773 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：･=･ x他1人 | 作成日時：2019年7月7日 0時
