続き ページ28
｢申し訳ありません。招待状を自国の言語で書くなど、常識知らずでしたね｣
｢いいえ、これだけの人数を集めるのは大変でしたでしょう？｣
｢そうですね…沢山の方が私を助けてくれました…あ、あの｣
｢何か？｣
明快に話す彼女が、突然言葉を詰まらせる。その視線は、私の後ろに向いていた。少し迷うような表情をした後、彼女は私ではなく、鬱に話し始めた。
鬱も彼女の言語で何かを答える。私には何を言っているかはわからないが、悪くはない話のように見える。一言、二言。
｢ふふ、ではそういうことで｣
｢大先生、なんて？｣
｢奥の個室来てくださいって。行ってくるね｣
｢っ、は？個室？２人で？｣
｢うん｣
なんともないような声でそう言う。え、なんで、そんな事になってるんだ？いや、万々歳ではあるけど。こんな上手くいく訳無いだろ。まさか相手の方から話がしたいだなんて。
｢なんか僕に惚れちゃったみたい？タイプなんで是非来て？言われたわ｣
｢そんな訳ないやろ。そんなやったら狙われてるよお前｣
シャオロンが鬱の脚を蹴る。
｢そうだな。…何か、隠してる。そうだろ？｣
｢酷ない君ら。僕はありのまま言うただけですぅ｣
行かせないべきじゃないか。危ない。でも、鬱もなにか隠している。ちゃんと聞くべきか？それとも、なにも聞かずに送るべきか。わからない。鬱が秘密にしたいことなら無理に聞く訳にもいかないし、かといって危険を冒してまで行かせるか？考える。私はあいつら程頭は良くない。まだ鬱の実力もわかっていない。やめさせるべきか。
しかし、シャオロンは私の目を見て、安心させるように笑った。
｢…A。大丈夫やで。行かせるか悩んどんのやろ。鬱先生一人では行かせへん、俺らがついてって、危なくなったら突入や。それでええ？｣
｢…鬱がそれで良いなら、それでいこう｣
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･=･ - 野蛮人と愉快な仲間たちさん» 了解しました。作品の投稿、楽しみにしております。 (2019年9月22日 11時) (
レス) id: 457d32d2b7 (このIDを非表示/違反報告)
野蛮人と愉快な仲間たち(プロフ) - ･=･さん» こちらこそありがとうございます！わかりました、一文程追加させていただきますね。今はまだ下書き中ですがイラストを描いていただいている方のイラストが出来上がり次第このサイトに投稿予定です。 (2019年9月21日 13時) (レス) id: af770bb773 (このIDを非表示/違反報告)
･=･ - 野蛮人と愉快な仲間たちさん» ご説明ありがとうございます。 そういう事でしたらご自由に使って頂いて結構です。ただし、パクリ疑惑を無くすためにも設定を借りている、等の一言を作品のどこかに記載して頂けると助かります。 私も是非作品拝見したいのですが、このサイトで投稿なさるご予定ですか？ (2019年9月21日 10時) (レス) id: 59aa6484cf (このIDを非表示/違反報告)
野蛮人と愉快な仲間たち(プロフ) - 纏めますと、「王直属の何でも屋」+「弾劾などを行う部隊」＝『軍のお掃除屋』。ですがこちらをメインで小説を書くわけではなく、今書いている小説の中に後付けとして組み込みたいと思っております (2019年9月20日 10時) (レス) id: af770bb773 (このIDを非表示/違反報告)
野蛮人と愉快な仲間たち(プロフ) - ･=･さん» すみません、完全にこちらの説明不足でした。いわゆる掃除屋というのは「王直属の何でも屋」に加えて「弾劾などを行う」部隊というものを私目線では＝軍の掃除屋と捉えています。なので、あくまでその「軍の掃除屋」としての機能をお借りしたいと思っております (2019年9月20日 10時) (レス) id: af770bb773 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：･=･ x他1人 | 作成日時：2019年7月7日 0時
