続き ページ27
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｢じゃ、そういうことで｣
｢いやいやいや！！無理無理無理無理…。えホンマに言ってんの…？｣
｢いけるいける！やってこい｣
作戦はこうだ。私が話して近づく。ここで話を聞き出せればそこで良い。しかし、駄目だった場合には鬱が誑かすなりなんなりして、彼女から薬について聞き出す。完璧だ。
しかし、鬱は明らかに乗り気でない。しゃがみこんで伏せてしまった。ぶつぶつと｢はー……まじかぁ…タイプちゃうんよな…｣と呟いているのが聞こえる。どうにかやる気を出させないと。彼女と話せる時間は限られているのだ。確かに、好みでもない女性を誑かすのは彼でもしんどいのかもしれない。しゃがみこんだ彼の肩を軽く叩く。
｢鬱。行くぞ。上手くいったら…そうだな…。ボーナス、出そう｣
｢…ほんまにぃ？何ヵ月分？｣
ボーナスという言葉を聞いた途端、ちらりとこちらを向き、悪い顔をして笑った。くそ、最初からこれが狙いかこの男。シャオロンに任せれば良かったと一瞬後悔するが、もう遅いのだ。
｢う、ぐ。…１ヶ月分上乗せしてやる｣
破格のボーナスだろう。鬱がこの部隊に来て２週間程。２週間で２ヶ月分の給料。願ってもない話だろう。クソ野郎が。
｢よっしゃ！任せとけよ！！｣
膝を叩いて立ち上がり、こちらにウインクをしてネクタイを直す。
｢シャオロン。終わったらコイツ殴れ。上司が殴ったら問題だ｣
｢おっけー任せて｣
｢おぉい！！｣
｢ふふ｣
人の少なくなったタイミングを見計らい、彼女に近づく。遠くからでもわかったが、近くで見るとより美しい。よく手入れされた髪、真っ赤な唇に長い睫毛。大きな蒼い目はジッと私を見つめた。
｢本日はご招待頂きありがとうございます。はじめまして、ピーコック様｣
｢あら、A様ですね。ご足労頂き感謝します｣
｢いえ。楽しませてもらっています｣
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･=･ - 野蛮人と愉快な仲間たちさん» 了解しました。作品の投稿、楽しみにしております。 (2019年9月22日 11時) (
レス) id: 457d32d2b7 (このIDを非表示/違反報告)
野蛮人と愉快な仲間たち(プロフ) - ･=･さん» こちらこそありがとうございます！わかりました、一文程追加させていただきますね。今はまだ下書き中ですがイラストを描いていただいている方のイラストが出来上がり次第このサイトに投稿予定です。 (2019年9月21日 13時) (レス) id: af770bb773 (このIDを非表示/違反報告)
･=･ - 野蛮人と愉快な仲間たちさん» ご説明ありがとうございます。 そういう事でしたらご自由に使って頂いて結構です。ただし、パクリ疑惑を無くすためにも設定を借りている、等の一言を作品のどこかに記載して頂けると助かります。 私も是非作品拝見したいのですが、このサイトで投稿なさるご予定ですか？ (2019年9月21日 10時) (レス) id: 59aa6484cf (このIDを非表示/違反報告)
野蛮人と愉快な仲間たち(プロフ) - 纏めますと、「王直属の何でも屋」+「弾劾などを行う部隊」＝『軍のお掃除屋』。ですがこちらをメインで小説を書くわけではなく、今書いている小説の中に後付けとして組み込みたいと思っております (2019年9月20日 10時) (レス) id: af770bb773 (このIDを非表示/違反報告)
野蛮人と愉快な仲間たち(プロフ) - ･=･さん» すみません、完全にこちらの説明不足でした。いわゆる掃除屋というのは「王直属の何でも屋」に加えて「弾劾などを行う」部隊というものを私目線では＝軍の掃除屋と捉えています。なので、あくまでその「軍の掃除屋」としての機能をお借りしたいと思っております (2019年9月20日 10時) (レス) id: af770bb773 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：･=･ x他1人 | 作成日時：2019年7月7日 0時
