0.白の国のおもひで ページ2
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無駄に大きなシャンデリアに、目を突き刺すような光を反射する長い長いきらびやかな廊下。
足元の赤い絨毯の上をふらふらと歩く。
幼い頃の俺にとって何もかもが目障りだった。
このとき閉じ込められていた部屋から出られたのはいいことであるが、これでは眼球が潰れて仕舞いそうだと思った。
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..
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廊下の突き当たりの大きな扉をノックすると、中から機嫌がいつにも増して悪いように感じれる低い声が返ってきた。
恐る恐るその頑丈な扉を開ければそこには、俺の大嫌いな人物。
この国の国王。
俺の父親が大きな椅子に座っていた。
「ふん、いつ見ても汚らわしいやつだ」
その言葉に怒りも驚きも感じることはできなくなっていた。
この髪が。この髪が灰色のせいで。俺はこの国に憎まれる。
代々美しい白い髪をもつこの王家に、俺のような灰色は汚らわしい存在。
父親も母親も、
弟も美しい純白を持つ。
なんで…
「お前の居場所はない。ここで処刑されるのを待つか、この国を出ていくか勝手にしろ。」
「ち、父上！お言葉ですが、僕は兄上に…」
「お止めなさい。ジョセフ。…私もその見苦しい者にはそのような処罰が必要だと思いますわ」
生みの親に冷たい視線を注がれる。
それに耐えられるほど、昔の俺の心は大きくなかった。
「兄、上？」
「今までありがとうございました」
感謝することなど、雀の涙程もあるわけがない。
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俺は夜の森をさまよった。
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ふてんにぶおんぷ(プロフ) - 柊さん» はい、とても面白くてずっぽりいってしまいました。御忠告有り難う御座います。とりあえず1話保存するのに気をとられて、後回しにしてしまって…気を付けます。 (2019年6月9日 22時) (
レス) id: 6a39835365 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - ふてんにぶおんぷさん» 我々だ面白いですよね。オリジナルフラグが原因で低評価をつける人がいるので、気をつけてくださいね。 (2019年6月9日 21時) (レス) id: b7a49d6e6e (このIDを非表示/違反報告)
ふてんにぶおんぷ(プロフ) - すみません。ご指摘有り難う御座います。 (2019年6月9日 21時) (レス) id: 6a39835365 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - オリジナルフラグ外してください。違反です。 (2019年6月9日 21時) (レス) id: b7a49d6e6e (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年6月9日 21時) (レス) id: b946a130ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふぇるまーた | 作成日時：2019年6月9日 21時
