温かい手は 貴方side ページ6
しばらく俺達は抱き合った。存在を確かめるように……もう何処にも行かないように。
少し名残り惜しそうに手を離すペ神。
｢ゴメンね、助けてあげられなくて……｣
そう言って彼は俺の頬を撫でた。
｢別に……｣
そっけなく言った。いつもそうだ いつも俺は素直じゃない。そのせいで いつも……
｢フフッ｣
笑った。未だに俺は分かっていない。何故こんな俺にそうも笑えるのか。
｢変わらないね。大丈夫、知ってるよ。｣
俺の頬にあった温かい手はいつの間にか頭にあった。
｢信用している人ほど素直になれない……。分かってる、だから……｣
そのままでいて、と頭を撫でる。それが心地よくて、でも寂しくて、でも安心する。そんな空間を壊すかの様にドアが開いた。……力強くね？
扉、悲鳴上げてるよ？
｢ペ神……あぁ、起きたのか。｣
ドアを開けた男の威圧感のあまり俺は一瞬怯んでしまった。彼が近づいてくる
｢ほう……｣
俺に触れようとする彼に男俺は目一杯 殺気を出した。触れるなと言うように。近づくなと言うように。
｢ｯ!!｣
男は手を止めた。その瞬間、
｢Aｯ！｣
ペ神の声がして少しだけ殺気を解く。
｢この人は俺の仲間だからｯ……ﾊｧ……。｣
仲間……ナカマ……。ペ神が仲間と言うのなら 俺は完全に殺気を解いた。
そんな俺に安堵の表情を浮かべ、ペ神に質問する男。
｢……まだ治っていないのか？｣
｢まぁね。でも多分……3日で治るよ｣
｢は！？コレでか！？｣
｢静かに…………掘るよ？｣
ｿﾞｸｯ 俺は背筋が凍るのを感じた。
……それは男も同じようだった
｢この子はA。A、此奴はグルッペン。グルッペン・フューラー。この国の総統サマだよ｣
そういうとペ神は男……グルッペンに向き直った。
｢Aは見ての通り人狼。でも、そんじょそこらの奴とは違うから。俺が保証する｣
ペ神はにっこりと笑った。
総統は……
なんだ彼奴きっしょ、なんだあの笑顔。新しいおもちゃ見つけたガキかよ。きっしょ(2回目)
子供のような目で俺を見る彼はいっそ清々しいと思える笑顔で
｢お前！気に入った！我々の幹部にならないか？｣
と言った
___________は？
｢｢は？｣｣
待って。色々待って。理解に遅れた
まずハモったの誰や、あとカンブ？って何や。あとお前、頭大丈夫か？ペ神はなんでわろてんねん。あとドアの近くのお前は誰や、てか此奴どこやねん。あの国(α国)はどうしてん。最後に……今どういう状況や。
そうじゃない 貴方side→←浅葱と狼(過去編) 貴方side
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通りすがりの創造神A - ラテラルさんコメントありがとうございます！自分も一応学生の弟がいまして、少年の日の思い出を呼んで発狂してました(笑)無事にドン引きされましたよ！はい…… (2020年2月2日 11時) (
レス) id: 61f68fc339 (このIDを非表示/違反報告)
ラテラル - そうかそうかつまり君はそういうやつだったんだな←最近国語でやりました。少年の日の思い出…音読中についエミさんって言ってしまいました (2020年2月1日 22時) (レス) id: a6f89088d1 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの創造神A - 結女さん、やっぱり分かりました？ネタに関しては切れかけてますよ(汗)リクエストありがとうございます！めっちゃ絡ませますね！ (2020年1月28日 17時) (レス) id: 61f68fc339 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの創造神A - ナナさん大正解です！久しぶりに図書館行ったら偶然見つけてしまって……。あまりにも懐かしいのでぶっ込みました。 (2020年1月28日 17時) (レス) id: 61f68fc339 (このIDを非表示/違反報告)
結女 - ツンデレ増えた！？創造神さんならネタ切れしなさそう…もっと絡ませて下さい。しんどいっすパイセン… (2020年1月28日 17時) (レス) id: fb3033c0b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：通りすがりの創造神Ａ | 作成日時：2020年1月23日 23時
