あざとい 貴方andひとらんらんside ページ29
勢いで変なこと言いかけた気がする……
｢あぁー、アホアホー｣
と自分の頬を叩く。痛い……
こんなところ早く出ようと軽く体を拭き寝巻きのパーカーを着る。短パンは……いるな。変態いるし、とタオルを首にかけ脱衣場を後にした
______________________________
｢ちょ、A！｣
不意に声を掛けられる
｢どうした？ひとらん｣
｢何その髪！｣
ぷくーと頬を膨らませる彼、あざとい
｢何って？｣
｢もう！とりあえずこっち来て！｣
とひとらんの部屋へ連れてこられる
｢タオル貸して｣
｢ん｣
タオルを手渡すと俺を膝に乗せる、すっぽりやん……流石に傷つくわ。と静かに悲しんでいる俺の髪を拭き始めた。
｢Aの髪、綺麗なんだから大事にしてよね｣
ひとらんが怒っていた理由はコレか……
｢はいはい｣
｢本当に分かってるんだか……｣
と俺の髪を拭き続ける。コレ、なんか気持ちいいな。いつの間にか俺は夢の中へと意識を飛ばしていた。
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ひとらんside
｢終わったよー｣
と声を掛ける。反応がない、ただのしかばねのようだ。じゃなくて！
｢A？｣
どうやら寝てしまっていたようだ。彼の部屋はここから少し遠いが、運べない事はない。でもなぁ……。チラッと彼の寝顔を見る。
｢起こしちゃったら悪いし、このままの方がいいよね、うん。そうだね。｣
と自問自答し、ｷﾞｭｯと彼を抱きしめる
｢んぅ……｣
ビックリした……てか、いい匂い。無防備過ぎだよA。
｢頭拭いてあげたんだもん、ご褒美くらい貰っても良いよね？｣
と静かに彼の獣耳をモフった。ふわふわで思わず顔がほころぶ。十分に癒された後、ベッドに寝かせ隣に寝転んだ。
(俺は一体何をしているんだろう…)
ふと我に返る。しかし、無防備なのが悪いだろう。もう一度ｷﾞｭｯと抱きしめる。暖かく彼の鼓動までもが伝わってくる。あぁ、やっぱり知らないフリはできない。こうして抱きしめている時点で答えは出ている。誰にも渡したくない。俺だけのモノにしたい。さっきより強く抱きしめる。すると彼からもｷﾞｭｯと抱きしめ返された。寝ぼけていてもいい、ただ嬉しかった
｢好きだよ、A｣
伝わるはずのない一言を放ち静かに目を閉じた
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一目惚れだったんだA
外道丸にまで嫉妬しちゃった
分かりやすい尻尾、フワフワな耳
綺麗な黄色の目、サラサラな黒色の髪
君の全てが俺にとっては愛しい
ねぇA、好きだよ。絶対誰にも渡さないから。覚悟してね。
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通りすがりの創造神A - ラテラルさんコメントありがとうございます！自分も一応学生の弟がいまして、少年の日の思い出を呼んで発狂してました(笑)無事にドン引きされましたよ！はい…… (2020年2月2日 11時) (
レス) id: 61f68fc339 (このIDを非表示/違反報告)
ラテラル - そうかそうかつまり君はそういうやつだったんだな←最近国語でやりました。少年の日の思い出…音読中についエミさんって言ってしまいました (2020年2月1日 22時) (レス) id: a6f89088d1 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの創造神A - 結女さん、やっぱり分かりました？ネタに関しては切れかけてますよ(汗)リクエストありがとうございます！めっちゃ絡ませますね！ (2020年1月28日 17時) (レス) id: 61f68fc339 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの創造神A - ナナさん大正解です！久しぶりに図書館行ったら偶然見つけてしまって……。あまりにも懐かしいのでぶっ込みました。 (2020年1月28日 17時) (レス) id: 61f68fc339 (このIDを非表示/違反報告)
結女 - ツンデレ増えた！？創造神さんならネタ切れしなさそう…もっと絡ませて下さい。しんどいっすパイセン… (2020年1月28日 17時) (レス) id: fb3033c0b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：通りすがりの創造神Ａ | 作成日時：2020年1月23日 23時
