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だいきらい knsm ページ2
『コネシマなんて大嫌い』
私は素直になれなくて、そう叫んだ
本当はあなたのことが大好きなのに
あなたといると、あなたの素直さで私の素直じゃなさが目立っちゃうから
余計に素直になれなくて
『だいきらい』に隠した
野生の感でも何でもいいから
見抜いてよ
あなたの前で零した涙は、いつも以上にしょっぱくて
悲しかった
あなたは一言「そうか」って
私は、“ごめんなさい”が言えなくて
またあなたを傷付けた
しばらくして、沈黙を破ったのはあなただった
「もう帰らんとな」
そう言ってドアの方へ歩いて行った時に見えたのは
涙だった
どこかに置き忘れてきた“愛してる”を伝えるには、もう遅い？
まだ間に合う？
何も無い部屋で1人
私は、声を上げて泣いた
もう遅すぎた
気づくのが遅すぎた
もう２度と
触れることさえ
声をかけることさえ
許されない距離
もう２度と…
風に乗って桜の花が部屋に入って来た
あなたと桜を見に行ったことを思い出して、また泣いてしまう
こんなにも、あなたの存在が大きいなんて
失ってから気づいたって
もう遅い
ー作者から
この話は、だいきらいの「らい」と嘘という意味の「lie」をかけたという、意味のわからないものです
鮭P様のoverという曲をモチーフとしています
また今度、この話の続編を作ろうと考えています
200hitありがとうございます
これからもよろしくお願いします
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作者名：クラゲ | 作成日時：2017年5月6日 9時
