7 ページ9
ゾムside
俺は調査を終えて、無事帰還した。
そこで見つけたのは、何かの首輪のようなもの。持ち主は何かの動物。大型犬のような気がする。
すごいのは、その首輪に施された魔法。
ものに魔法を付与するのは簡単なことでは無い。この世でも何人か限られた人しかできないはずだ。それをあの森の中。ましてや多くても3つの効果が最大数だと思っていたが、これには5つの効果が付与されている。
「しんぺい神ー。例の女の子いる?」
「いるよ。でもちょっと寝てるかもしれないから静かにしてあげてね」
「はいはーい」
グルッペンに報告すれば、何やら俺と入れ違いで来た女がいるらしくて、そいつなら何か知っているかもしれないと言われたため、来てみた。
どうやら今回の事件の被害者らしい。
「ちーっす...」
寝ていたら何かいたずらでもしようと思い、そっとカーテンを開けると、そこには静かに寝息をたてる人形がいた。
陶器みたいに真っ白な肌にサラサラとした上がかかっている。人間離れしたその姿はまさに人形。
.
.
「んっ…」
「!?」
しまったと思うには遅かった。
しゃがんでベッドに肘をついていた俺を少しずつ開かれる青緑がとられた。
そしてなんて言ったと思う?
「ルディア?…ああルディア。あなた生きていたのね。よかった。あいたかった。私…もう一人ぼっちかと思って。」
俺は何の抵抗もできないまま、女に抱き寄せられた。
「ルディア…。好きよ。もう離さない。絶対に。」
、
言葉を発することができなかった。だってこの暖かさを壊したくなかったから。
「...っ」
心臓の音は減速することがない。
持っていた首輪が同じように暖かくなったようだった。
、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 104人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふてんにぶおんぷ(プロフ) - にゃーめーさん» 更新遅いかわりに、面白い話を書けるように努力しますね！応援ありがとうございます。 (2020年1月26日 4時) (
レス) id: 0e632219f8 (このIDを非表示/違反報告)
ふてんにぶおんぷ(プロフ) - しおりんさん» ありがとうございます！ (2020年1月26日 4時) (レス) id: 0e632219f8 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーめー - 更新遅くても楽しみです！ (2020年1月25日 11時) (レス) id: 4729c1ad64 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - 楽しみにしてます♪ (2020年1月24日 16時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
ふてんにぶおんぷ(プロフ) - しおりんさん» 良かったです！更新カメ並ですが、よろしくお願いします。そろそろ夢主が皆と打ち解けれたらいいなあって感じです！更新頑張ります。 (2020年1月22日 15時) (レス) id: 40d3b7f392 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ふてんにぶおんぷ | 作成日時：2020年1月4日 14時
