23羽目 ページ25
シャオロン side
トントンが、突然虚空を見つめてから反応が無くなった。それだけだったら良かった。
突然、涙を流し始め、『グルッペン…』と、呟いた。
俺とひとらんは察した。このままだと、戻って来れなくなる。
俺たちは何度も呼びかけた。肩を揺らし、トントンと叫んだ。
コネシマが泣きそうになっているのを見てしまって、俺も泣きそうになってしまった。
でも、俺たちが泣いたら、今泣いているトントンを連れ戻すことは出来なかっただろう。
「…トントン、お前は何を見たんや。」
隠さへんでや、お前まで後を追うつもりなんか…。
「…まだ、俺たちが子供の頃や。せ、世界を、変える、そう言ってた頃や。」
トントンの声は震えていた。いや、俺もその言葉を聞いて手の震えが止まらない。
コネシマに至っては泣き始めてしまい、ひとらんにしがみついている。
そんなひとらんも少し、震えているように見える。
コネシマの呻き声が、静かに響く。そんな中、口を開いた。
「っうぐ、俺、Aに、戻って、っきて、ほしい…っ。」
コネシマがそう呟く。俺は、複雑な感情が胸の中で渦巻いて、何も言えなかった。
今、口を開いたら、全てが出てしまいそうで。
「…コネちゃん、それは、もう…。」
ひとらんが、言い辛そうに、コネシマの頭を撫でながら言う。
そんな空気の中、真実を話そうとする者がいた。
「…Aを、人間界に堕としてしまったんは、俺や。」
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やばいぞ、なんだこれ書いてて楽しいんだけど(白目)
コメントが来てたんですぅ!!とっても嬉しかったです!!!ありがとうございますぅ!!!
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みやの - トレビアーンさん» わわわ!すみませんパスワード解除しています!!弄ってみてたんですがすみません!!!普通に見れますのでよろしくお願いします!ありがとうございます!! (2017年12月15日 16時) (
レス) id: 87d1c13e0b (このIDを非表示/違反報告)
トレビアーン(プロフ) - ここですみませんがこの二部のパスワードを知りたいのですが...あなたの作品を見たいのでお願いいたします (2017年12月15日 12時) (レス) id: 1aeb2c1968 (このIDを非表示/違反報告)
みやの - 中田さん» わわわ！ありがとうございます！！更新頑張ります〜！！ (2017年8月23日 17時) (レス) id: e70c6f07b0 (このIDを非表示/違反報告)
みやの - にゃんにゃん子♪さん» そうなんですよ…！！後で気づきました…！わざわざありがとうございます！！ (2017年8月23日 17時) (レス) id: e70c6f07b0 (このIDを非表示/違反報告)
中田 - 世界観どストライクで最高です…！更新頑張ってください！！ (2017年8月22日 3時) (レス) id: 1b4953d795 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みやの | 作成日時：2017年7月24日 7時
