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城に帰ってきて、総統室に報告に行く途中。
乳児室の前を通った時、楽しそうな声が聞こえてきた。
少し気になって扉を開けて中に入る。
「…あ、鬱様！」
Aと積み木遊びをしていた乳母が、僕の存在に気づいて出迎えてくる。
僕の目の前に来た後、丁寧に一礼して言葉を続けた。
「お初お目にかかります。A様の乳母係が1人、セレナと申します。他の乳母係は現在休憩中でして、ご挨拶が出来ず申し訳ございません」
「セレナちゃんな、よろしく。そんなかしこまらんでもええよ。たまたま寄っただけやし。」
「そんな事おっしゃらず、A様の様子をぜひ見てあげてください」
そう言って奥に連れられ、積み木遊びをしているAの傍に座らせられる。
もう積み木遊びが出来る歳になったのか…なんて考えていると、セレナちゃんがクスリと笑って口を開く
「今はまだ「あー」や「うー」といった喃語しか話せませんが、もう立つことも歩くことも出来ますよ。」
「子供の成長って早いでしょう？」と言われその通りだと同意する。
しばらく会っていなかったが、この間会いに来た時はまだハイハイしか出来ていなかった気がする。
…そう思うと、僕は全然この子のこと見てなかったんやなぁ。
「じゃあ、私は席を外しますね。たまには親子2人で過ごす時間も大切だと思いますよ。」
「え？いやいやいやちょっと待って…！」
僕の静止の声も聞かず、さっさと部屋を出て行ってしまうセレナちゃん。
………どうしろと？？
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すみれいん(プロフ) - 読み返すと先の内容がわかっているため涙が出ます。違う、そうじゃない、違うんや…とつ 呟きながら読ませていただいてます！ (2020年10月3日 21時) (
レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
ガガ - 涙が凄い出てくる....ヤバイ、とっても良い作品でした。 (2020年3月10日 14時) (レス) id: a5ab59d983 (このIDを非表示/違反報告)
のと(プロフ) - あっ......ちょっとさっきの文章だめでしたかね...？すみません (2020年1月3日 14時) (レス) id: 2f54580e61 (このIDを非表示/違反報告)
のと(プロフ) - た。感動しました！ありがとうございます！ (2020年1月3日 14時) (レス) id: 2f54580e61 (このIDを非表示/違反報告)
のと(プロフ) - え..何この物語凄い...！！最後のこの話終わってないやんけっ！！やべぇ！！ってなった時、心が射抜かれた感じでめっさ衝撃的でした！！...あと、私事ですが「金を運んでんの馬なんじゃね？？いやそれは無いか....っえ！？馬じゃん」ってなってすっごく喜んでしまいまし (2020年1月3日 14時) (レス) id: 2f54580e61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音羽リン
| 作成日時：2019年12月21日 11時
