十五 「我らの匂い」 ページ18
『炭治郎!この人、どこ?』
「そこの穴に」
『んー』
おぶっていた女の子を炭治郎と善逸が掘ってくれた穴にゆっくりと降ろす。
...まだ小さいのに。
『これだから鬼が大嫌いなんだ...』
「何か言ったか?」
『何でもない。ほら次______』
掘ってと言おうとしたら、兄ちゃんが起きた。
思っていたより早かったね。
『兄ちゃん、お腹とおでこ大丈夫?』
「問題ねぇ!それよりお前ら何してやがる!」
「埋葬だよ。伊之助も手伝ってくれ」
「死骸を埋めて何になる!それより俺と勝負しやがれ!!」
元気だねぇ。
兄ちゃんは勝つまで勝負し続けるから。
『私達だって、動物たち埋葬したでしょ』
「あいつらは子分だったからな!それにお前がしろっつたんだろ!!」
『じゃあ、この人たちもして』
血管を浮かべながらもチッと舌打ちしたのち、ヤケクソなのかめちゃくちゃ頑張ってた。
「伊之助はAの事が大好きなんだな」
『....私がまだ強い範囲にいるからだよ』
「そんなことないと思うぞ」
『は?私が弱いって?』
「ち、違う!そういうことじゃない!」
炭治郎は慌てて首を振る。
その言い方だとそうしか聞こえないんだけど。
「Aは強いが、例え伊之助にとって弱く映ったとしても大好きだと思う。伊之助からはAと接してる時、優しい匂いしかしない」
『そ、う.....』
炭治郎が言った事が本当か嘘か分からないけど、そうだったら良いなと思うね。
437人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜狐灯 - 寝不足猫チャンさん» ほわほわが嬉しすぎる← コメントありがとうございます。 (2020年2月6日 22時) (レス) id: dcf37bcbea (このIDを非表示/違反報告)
寝不足猫チャン(プロフ) - ほわほわ…… (2020年2月6日 17時) (レス) id: 4170bbe3e6 (このIDを非表示/違反報告)
夜狐灯 - コメントをいただいて、凄くほわほわします...ありがとうございます← (2019年11月12日 22時) (レス) id: dcf37bcbea (このIDを非表示/違反報告)
氷翠 - 読んでて凄くほわほわする...好き... (2019年11月3日 0時) (レス) id: 3797fcfa5c (このIDを非表示/違反報告)
夜狐灯 - ほわほわ...(ありがとうございます)← (2019年10月14日 16時) (レス) id: 6592f6fd87 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夜狐灯 | 作成日時:2019年9月9日 16時