零 「我ら双子」 ページ1
物心着いた時には親は猪で、育ててくれたのは山の近所のおじいさんと孫。
我ながら中々凄い人生だと思う。
『兄ちゃん!見て、ツヤツヤのどんぐり拾った!!』
「すげぇすげぇ!!俺も探して来るぜ!!」
例え本当の親が居なくてもこうやって笑顔が溢れる。
兄ちゃんが居るからね。
あ、別に兄ちゃんが居ないと生きていけないとかじゃなくて、居てくれるだけで嬉しい、みたいな感じだからね。
生まれてから15年。
特に不満もなく、毎日楽しく過ごしてます。
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兄ちゃんが刀を拾ってくるまでは。
明らかにボロボロの刀を三本持って来た兄ちゃんは声を大にして私に叫んだ。
「強い奴と戦いに行くぞ!」
『行ってらっしゃ_____あぁああああああああ!!!』
こうして兄ちゃんに強制的に強い奴とやらが居るらしい、"藤襲山"へと連れて来られた。
とりあえず背中を殴った。
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夜狐灯 - 寝不足猫チャンさん» ほわほわが嬉しすぎる← コメントありがとうございます。 (2020年2月6日 22時) (レス) id: dcf37bcbea (このIDを非表示/違反報告)
寝不足猫チャン(プロフ) - ほわほわ…… (2020年2月6日 17時) (レス) id: 4170bbe3e6 (このIDを非表示/違反報告)
夜狐灯 - コメントをいただいて、凄くほわほわします...ありがとうございます← (2019年11月12日 22時) (レス) id: dcf37bcbea (このIDを非表示/違反報告)
氷翠 - 読んでて凄くほわほわする...好き... (2019年11月3日 0時) (レス) id: 3797fcfa5c (このIDを非表示/違反報告)
夜狐灯 - ほわほわ...(ありがとうございます)← (2019年10月14日 16時) (レス) id: 6592f6fd87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜狐灯 | 作成日時:2019年9月9日 16時