【d!】虚構の館【パロディ】 (ページ5)

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扉をくぐると、

そこにはエントランスのような空間が広がっていた

kn「お、おぉ………いかにもって感じやな……」

sha「うわ、今更怖なってきた………」

あまりにも何か出そうな雰囲気だったので、

流石にみんなビビっていた

tn「………なぁみんな、

今入ってきた扉、消えてんで………………………」

トントンの言葉に、俺たちは思わず後ろを振り返った

トントンの言うとうり、

そこには今俺たちが通ってきたはずの扉は無くなっていた

zm「は、はぁ？なんやそれ、なんで扉がなくなるんや………！？」

「……まさか、本当にこの家に魔女がいるんか………………………？」

予想外の出来事にみんな困惑した

だって扉が消えるなんてこと常識ではあり得ないことや

ut「み、みんな落ち着きや。
きっと他に出口はあるはずや、焦らんとこ？」

大先生がそう言った

するとみんなはそうだと自分に言い聞かせて平静を保とうとした

そうや、まだ帰れないって決まったわけやない

きっと探せば他んとこから出れるはずや

みんな覚悟を決めて、

出口を探すために館の奥へ進むことにした

tn「ん？ここに張り紙が貼ってあんで？」

トントンが壁に貼ってあった白い紙切れを指差した

'' 私の部屋までおいで ''

kn「………今回限りはこの言葉でSAN値削れるわ………」

この状況で何言っとるんやシッマ……

やっぱりこの張り紙は魔女が書いたものなのだろうか

中央にあった大きな扉を開けると、

パーティで見るような長い机の目立つ大広間のような部屋があった

zm「かなりしっかりしてるんやな、並んでる皿もそんなに古くないで」

ut「確かにな………

え、なんかいかにも毒みたいなスープが置いてあんねんけど………」

よく見ると、机の中央あたりには

毒々しい色をしたスープが置いてあり、隣にはまた白い紙切れが添えられていた

'' どくみをしろ ''

………飲めってことか？

sha「さっき奥の扉を調べたんやけど開かんかったわ。

もしかすると、これを毒味したらワンチャンあの扉が開いたり、せんかな……？」

確かにこの部屋を見渡しても、鍵のようなものは見当たらない

むしろ目立つものといえばこのスープぐらいだ

考えてもわからなかったため、

俺たちはひとまずこのスープの毒見に挑戦することにした