人を隠すなら人の中、と言いたいけど… ページ11
さて、尺の都合もあるのでぐだぐだになった自己紹介を終え、各自で散らばって鬱先生を探す。
やはりマップが使えないのもあって、当然だが奴を見つけることは容易ではない。
「あんにゃろ、うちのバーで飲むだけ飲んでいつもツケにしやがって。次は自分の命で払ってもらうからな」
※実際は安いジュースを奢っただけです。
em『その見た目で言われると怖いな』
奇抜な全身黒タイツを求めて街中を歩き回っていると、不意にマップを見ていると思わしき鬱先生がこんなことを言い始めた。
ut『今どうなってるかなーっと。一番遠いのは……あー、これシッマ?』
kn『マジかよ!?』
shp『ざまあwww』
ut『ショッピくんもどっこいどっこいやで』
shp『えっ』
sya『お前ら仲ええなwwwwww』
流石先輩と後輩、どうやら二人は鬱先生から一番離れた場所にいるらしい。
どこにいるかは知らんけど。
ut『で、一番近いの―――…ん?誰やこれ、“Arthur_Kingston”?』
「あ、それ私です」
zm『でかした!因みに今どこおるん?』
「どこって……」
いや、最近ホンマに手ぇつけとらんから土地勘あんま無いんですけど。
取り敢えず、何か手懸かりになるものは無いかと辺りを見渡す。
キョロキョロ。
「………んんー」
shp『それじゃあ、近くに何があるか教えてくれませんか?』
「…あー!そういや、前に我々だの動画で見たことあったわ。何やったっけ、ストなんちゃらってトコ……」
それを聞いた瞬間、桜庭以外の全員が一気に静まりかえる。
―――…ちょい待て、今こいつ何て言った。
画面の向こうで冷や汗ダラダラな男性陣の異変に気づかず、桜庭(ただしガワは目出し帽被ったムキムキのオッサン)は、そのままダッシュで例の場所へ直進する。
「もしかして、大先生ってこん中におるんかな?よーし、絶対に見つけて蜂の巣にしたるぞぅ!」
tn『アカンアカンアカンアカン!!!』
kn『そこは絶対アカン!!女の子が入ってええ場所やない!!』
銃片手に意気揚々と店内へ押し入ろうとした桜庭に、間一髪で鬼気迫る制止の声が掛かる。
いくら内ゲバが絶えないゲスい彼らでも、成人済みとはいえうら若き女の子がアハンでウフンなお店に特攻かますのは抵抗がある。
ut『俺そん中にはおらへんから!!神に誓って!!誰かあの子回収してええぇぇええ!!』
全員の回線に、鬱先生の情けない悲鳴が木霊した。
ペロッ。これは、twitter…!→←第一印象って大事だよね
52人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おふう(プロフ) - ゆきなさん» ちょっと操作を誤ったので、改めて返信をば。ゆきなさんコメントありがとうございます!因みに「コナソ」は「テニヌ」や「アソパソマソ」みたいな感じで、わざとやってたりします。まあタイトルだけなんで、読む分には支障が無い…筈! (2019年4月23日 11時) (携帯から) (レス) id: 1bc19ad3d0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 後、わざとかわかりませんが題名のところで【コナン】が【コナソ】になってます (2019年4月23日 11時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - わろす-wです!この続きを楽しみにしています!なのでこれからも無理せずに頑張ってください! (2019年4月23日 11時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おふう | 作成日時:2019年4月17日 0時