検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:33,991 hit

ページ4

ビクッとしながらも、後ろを振り返る。

体育館の扉からこちらに顔を覗かせている1人の男の子。

暑そうに自身の服で顔を拭う彼は……誰だ?

あ、確か隣のクラスの二口堅治。

ほぼ初対面なのに、開口一番がそれですかそーですか。

嫌なものでもみるような目で私を見ている。

お前の方がよっぽど酷い顔だ。



「……そう?」

「おー、超絶ひでー顔」

「……で、なんか用?」

「いや、俺部活してただけだし?こんな時間帯にここ来る人珍しいから誰かなーって思っただけ」

「へー」



なんだこいつ。

デリカシーなさすぎる。

初対面にその対応ってどうなのさ。

それに “ ひでー顔 ” って何。ちゃんと笑ってるじゃん。

確かに1人で笑ってるの変かもしれないけど。



「こら二口ー!」



中から彼の名前を呼ぶ声がした。

うわぁとでも言いたげな表情をした彼は、もう一度私を見た。

そして



「……んぶっ」

「それ、貸してやるから使え」



私の顔にタオルをヒットさせて、「鎌先さーん、パワーゴリラすぎてドリンクホルダー破壊しないでくださいよ〜」なんて言いながら体育館の中に戻って行った。

ずり落ちて来たその白いタオル。

……なんだあいつ。



「てか、タオルあるんじゃん……」



じゃあなんで服で汗拭ってたんだよ。

5→←3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (111 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
121人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 二口堅治
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

花見っ子(プロフ) - 京松(ちかまつ)さん» ありがとうございます!嬉しいです! (2018年4月2日 13時) (レス) id: e5466e3cbf (このIDを非表示/違反報告)
京松(ちかまつ) - にろにー…男前…かっこいい…(文章力低下中)本当惚れr((殴私も笑って頑張っていきたいなぁ…(遠い目)面白かったです!!!更新、応援してます! (2018年4月2日 11時) (レス) id: 6a90a73a4a (このIDを非表示/違反報告)
花見っ子(プロフ) - 愛永さん» 二口かっこいいですよね……私もすごい好きです。コメント嬉しいです。完結目指して頑張りますので、よろしくお願いします! (2018年3月31日 14時) (レス) id: e5466e3cbf (このIDを非表示/違反報告)
愛永(プロフ) - かっこいい…!!私、二口くん本当に好きなんですよ!!なのでこの作品、本当に大好きです!!なんか…全体的にありがとうございます…!! (2018年3月30日 15時) (レス) id: ba4d172ca4 (このIDを非表示/違反報告)
花見っ子(プロフ) - 有津さん» わぁぁぁぁ……ありがとうございます嬉しいです!コメント感謝! (2018年3月30日 14時) (レス) id: e5466e3cbf (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:花見っ子 | 作成日時:2018年3月27日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。