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「……何、してんの」
必死に笑顔を貼り付けていた時、後ろから少し面倒臭そうな、不機嫌そうな声が聞こえた。
ざわつきの中で鮮明に聞こえるそれは、それなりの大音量で。
ザワッと周りの視線がそっちに集中する。
私もつられるように振り向けば
「二口……」
「よー、こんな人だかりの中心で何やってんのお前？」
自身の後頭部に手をやりながら、気だるそうに二口は歩いて近付いて来た。
言われて周りを見れば、確かに初めよりずっと傍観者が増えている。
二口はそんな彼らを一瞥し、「移動の邪魔でしかねーわ」と言いながら再度口を開く。
「……で、何してんの？」
今度のそれは私に向けられたものではなく、佐藤君(仮)に向けられたものだった。
「……っ」
状況をあまりよくない風に感じたのか、佐藤君(仮)が怯むように見えた。
背が高くて学年でも有名な二口みたいな人物に見下ろされたら、誰だって怯むだろうけど。
「……そいつが、ウソ告に気付けなくてマジレスしてきて恥ずかしいっつー話だよ、何か文句あんのかよ！」
半ばキレたように彼が口にした言葉。
また苦しくなった。
何回も言わなくたって、わかってるよ。いい加減、やめてよ。
そんな彼を見据えて、私の隣に立っている二口はスッと目を細めた。
そのままチラッと私を一瞥した後、ポツリと
「……ほんと、恥ずかしー奴」
そう呟くのが聞こえた。
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花見っ子(プロフ) - 京松（ちかまつ）さん» ありがとうございます！嬉しいです！ (2018年4月2日 13時) (
レス) id: e5466e3cbf (このIDを非表示/違反報告)
京松（ちかまつ） - にろにー…男前…かっこいい…（文章力低下中）本当惚れr((殴私も笑って頑張っていきたいなぁ…（遠い目）面白かったです！！！更新、応援してます！ (2018年4月2日 11時) (レス) id: 6a90a73a4a (このIDを非表示/違反報告)
花見っ子(プロフ) - 愛永さん» 二口かっこいいですよね……私もすごい好きです。コメント嬉しいです。完結目指して頑張りますので、よろしくお願いします！ (2018年3月31日 14時) (レス) id: e5466e3cbf (このIDを非表示/違反報告)
愛永(プロフ) - かっこいい…！！私、二口くん本当に好きなんですよ！！なのでこの作品、本当に大好きです！！なんか…全体的にありがとうございます…！！ (2018年3月30日 15時) (レス) id: ba4d172ca4 (このIDを非表示/違反報告)
花見っ子(プロフ) - 有津さん» わぁぁぁぁ……ありがとうございます嬉しいです！コメント感謝！ (2018年3月30日 14時) (レス) id: e5466e3cbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花見っ子 | 作成日時：2018年3月27日 14時
